出版社内容情報
民族学との連携など新視点を取り入れ,日本民俗学の新たな方向への展開と活性化のための提言をする。 目次 朝鮮と日本における門付けの発生と変遷 エビス神信仰と異人論 都市と祭礼 沖永良部島の祖名継承 台湾漠人社会の養子慣行「時」をよむ【ほか】
内容説明
国の内外から注目されている現代の日本、その基層文化をさぐる日本民俗学の役割は大きい。民族学との連携など、新視点をとり入れて、新たな方向への展開と活性化を試みる斬新な本論考は、日本文化への鋭い提言となっている。筑波大学創立10周年記念論集。
目次
朝鮮と日本における門付けの発生と変遷(朴銓烈)
エビス神信仰と異人論(北見俊夫)
陸前の竃神信仰―竃神の性格と儀礼を中心に(飯島吉晴)
都市と祭礼―茨城県古河市の二つの祭礼(今村文彦)
沖永良部島の祖名継承(蛸島直)
カンカカリ達―宮古島その他のシャーマン的宗教者(佐々木伸一)
台湾漢人社会の養子慣行―その制度的規範と実態の乖離をめぐる一考察(小熊誠)
「時」をよむ―現代民俗学への一視点(宮田登)