出版社内容情報
稲作民俗と焼畑・畑作民俗を対比し,習俗・行事・信仰などについて考察。日本の基民文化を探る力作。 目次 麦作の民俗 山の生活と信仰(焼畑のむら/田の神と家の神/稲と麦【ほか】) 山中他界観の成立と展開 畑作の行事と伝承 山(畑作)の伝承と象徴
内容説明
日本人の生活文化の礎をなしてきた稲作民俗に、近年脚光を浴びている焼畑・畑作民俗を対比させ、習俗・行事・儀礼・信仰などについて考察。その複合、相違のなかに日本の基層文化を探る力作!。
目次
第1章 麦作の民俗(麦作の儀礼と伝承;麦作儀礼の構造;年中行事にみる麦作儀礼)
第2章 山の生活と信仰(焼畑のむら;山の神と田の神;スジ〈稲作〉と転換〈畑作〉の論理;田の神と家の神;稲と麦)
第3章 山中他界観の成立と展開(生業とのかかわりにみる山中他界観;山岳信仰とのかかわりにみる山中他界観)
第4章 畑作の行事と伝承(正月と盆;春の山登り;春をよぶ祭;狩猟を伴う農耕の祭;稲作の祭)
第5章 山〈畑作〉の伝承と象徴(色の民俗;焼畑耕作と伝承)