出版社内容情報
海に関わる様々な民具を豊富な写真・図版で提示し,技術の伝播や海に生きる人間の生活・信仰を考察。 目次 日本海沿岸の船絵馬 タラ漁業の展開と二枚〓漁船の導入 佐渡のイカ釣具 ポリネシアの銛と釣鉤臼の用材選択について 素材としての「石」【ほか】
内容説明
海にかかわる様々な民具―船絵馬・漁撈用具などを、豊富な写真・図版を中心に提示し、海に伝わる技術や海に生きる人間の生活・信仰に考察をすすめた意欲的な論文集である。
目次
日本海沿岸の船絵馬(岩井宏実)
タラ漁業の展開と二枚棚漁船の導入―北陸地方ドブネ型刳船と棚構造の船(赤羽正春)
佐渡のイカ釣具(池田哲夫)
釣鈎の地域差研究―民具研究の一方法として(田辺悟)
ポリネシアの銛と釣鉤(後藤明)
藁製の漁網について(湯浅照弘)
伊勢湾・志摩半島・熊野灘の漁撈用具(野村史隆)
アワビ採具からみた潜水採集活動―三重県志摩郡大王町畔名の海女の事例(小島孝夫)
漁撈用具・船絵馬の保存処理・修理について(植田直見・伊達仁美・増沢文武・松田隆嗣・山内章・山口史朗)
臼の用材選択について―山形県米沢市置賜民俗資料館所蔵の臼を例として(北野信彦)
素材としての「石」―石造文化試論1(印南敏秀)
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