内容説明
先導者=高い志をもって時代を先駆ける者は、常に孤独である。漆黒の闇夜に、一艘の小船を漕ぎ出し、大海を渡らんとする如き、そういう孤独をきっとみな、味わっているはずである。人の先に立って、未踏の明日を切り拓こうとすることとは、そのような勇気ある精神の戦いである。松明に火を灯し舳先に掲げよう。この一点の小さな明かりが、思いがけず、遥か遠くにある同じ志の者を励ますとしたら、やがて、次々と狼煙のように伝播して、煌く数多の松明が、満天に輝く星空となるとき、先導者=高い志をもって時代を先駆ける者は、決して孤独ではない。
目次
序章 問題提起
第1章 地球環境と共生する家づくり
第2章 木材流通改革と住宅における建設維新
第3章 林業と住宅産業の連携
第4章 住宅産業の新たな挑戦
第5章 「建築市場」のこれから
終章 これからの家づくり
著者等紹介
椎野潤[シイノジュン]
1958年早稲田大学第一理工学部建築学科卒業。1980年工学博士(早稲田大学)。建設会社勤務を経て、1998年早稲田大学アジア太平洋研究センター教授。1999年早稲田大学アジア大平洋研究センター建設EDI共同研究会主宰。2001年、同建築市場研究会主宰。2003年早稲田大学ビジネススクール、経営専門職大学院(MBA担当)。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。MBA「サプライチェーンマネジメント」講座担当。現在、NPO法人「建築市場研究会」理事長、早稲田大学ロジスティクス研究所顧問、早稲田大学建設ロジスティクス研究会主宰、早稲田大学建設維新研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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