クラシック名曲「酷評」事典〈下〉

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クラシック名曲「酷評」事典〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784636968934
  • NDC分類 762.3
  • Cコード C0073

出版社内容情報


[日本語版特別寄稿]
●エッセイ:「未必の飴(あめ)と鞭(むち)を求めて」(望月京/作曲家)
「……なぜ人は他者の悪評不評にかくもヴィヴィッドに反応するのか?
いわゆる「他人の不幸は蜜の味」ということなのか、
それとも同情や共感の類なのか?」

●解説:「音楽には愛を、罵倒にも芸を」(山本貴光/文筆家・ゲーム作家)
「……多くの経験を重ね、自らも練習することによって、当初は異物のように聞こえていた音楽が、馴染みのものに変化してゆきもする。
学び経験することで、私たちの耳は変えることもできる。
この事典が全ページを費やして示しているように、馴染みのない音に遭遇して違和を感じる人もあれば、
反対に「これはなんだろう?」と好奇心をもって味わおうとする人もいるものだ。
いつの時代も、文化が交わるところでは、この二つの傾向が混ざり合いながら、新たな耳をつくっていったわけである。」

【R】
ラフマニノフ
ラヴェル
レーガー
リムスキー=コルサコフ
ラッグルズ

【S】
サン=サーンス
シェーンベルク
シューマン
スクリャービン
ショスタコーヴィチ
シベリウス
シュトラウス
ストラヴィンスキー

【T】
チャイコフスキー

【V】
ヴァレーズ
ヴェルディ

【W】
ワーグナー
ウェーベルン

●罵倒語索引
●人名・タイトル索引
●スロニムスキーについて(高橋智子)

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著者略歴
著・文・その他:ニコラス・スロニムスキー

1894年、サンクトペテルブルク生まれのロシア系アメリカ人。音楽学者、事典編纂者、作曲家、指揮者、ピアニストとして活躍した。『Baker's biographical dictionaryof musicians(ベイカー音楽家人名事典、未邦訳)』の編纂に携わったほか、『Music since 1900』『Music of Latin America』『Thesaurus of Scale and Melodic Patterns』など多数の著作を残す。1995年に101歳で死去。

翻訳:藤村奈緒美

1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる。中学・高校では吹奏楽部に所属し、大学入学後は趣味で声楽を習う。主な訳書に『フィリップ・グラス自伝 音楽のない言葉』『成功する音楽家の新習慣』『エフォートレス・マスタリー』(以上ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)、『世界の美しい名建築の図鑑』『世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話』『世界を変えた本』(以上エクスナレッジ)などがある。

著・文・その他:望月 京

■エッセイ
望月 京(もちづき・みさと)
作曲家・明治学院大学教授。東京藝術大学院およびパリ国立高等音楽院修了。国内外より委嘱を受け作曲、代表作にオペラ《パン屋大襲撃》、管弦楽曲《むすび》《カメラ・ルシダ》《クラウドナイン》、無声映画『瀧の白糸』(溝口健二監督)『理性への帰還』(マン・レイ制作)のための音楽、『怪談』(小泉八雲著)に基づく歌芝居《Têtes(頭/顔)》、室内楽曲《キメーラ》《4D》《ブレインズ(脳)》など。芸術選奨文部科学大臣新人賞、ユネスコ国際作曲家会議グランプリ、ハイデルベルク女性芸術家賞ほか受賞多数。CD作品集『Si bleu, si calme』『Etheric blueprint』、著書に『作曲家が語る音楽と日常 パリと東京を行き来して』がある。

著・文・その他:山本 貴光
■解説者について
山本 貴光(やまもと・たかみつ)
文筆家・ゲーム作家。コーエーでのゲーム制作を経てフリーランス。著書に『コンピュータのひみつ』『文体の科学』『「百学連環」を読む』『文学問題(F+f)+』『世界が変わるプログラム入門』『投壜通信』『マルジナリアでつかまえて』『記憶のデザイン』など。共著に『脳がわかれば心がわかるか』『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』『人文的、あまりに人文的』(吉川浩満と)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(三宅陽一郎と)など。吉川とYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で人文書の紹介を中心とした動画を配信中。猫が鍵盤を歩いたほうがマシな程度にピアノを弾き、安田登さんについて謡を習い中。twitter: @yakumoizuru

著・文・その他:高橋 智子

■協力者について
高橋 智子(たかはし・ともこ)
1978年、仙台市生まれ。音楽学博士。専門はアメリカ実験音楽、音楽美学。大学の非常勤講師等を経て2019年頃からフリーの音楽学者、ライター。東京都在住。本書では43人分の作曲家の略歴および下巻巻末「スロニムスキーについて」を執筆。

内容説明

ベートーヴェン以降総勢43名の作曲家と作品に寄せられた、著しく先見の明を欠いた批評の数々。酷評から見えてくる「名曲」とは?

目次

ラフマニノフ(1873‐1943)
ラヴェル(1875‐1937)
レーガー(1873‐1916)
リーガー(1885‐1961)
リムスキー=コルサコフ(1844‐1908)
ラッグルズ(1876‐1971)
サン=サーンス(1835‐1921)
シェーンベルク(1874‐1951)
シューマン(1810‐1856)
スクリャービン(1872‐1915)
ショスタコーヴィチ(1906‐1975)
シベリウス(1865‐1957)
シュトラウス(1864‐1949)
ストラヴィンスキー(1882‐1971)
チャイコフスキー(1840‐1893)
ヴァレーズ(1883‐1905)
ヴェルディ(1813‐1901)
ワーグナー(1813‐1883)
ヴェーベルン(1883‐1945)

著者等紹介

スロニムスキー,ニコラス[スロニムスキー,ニコラス] [Slonimsky,Nicolas]
1894年、サンクトペテルブルク生まれのロシア系アメリカ人。1923年にアメリカに移住後、ボストンを中心に音楽学者、事典編纂者、作曲家、指揮者、ピアニストとして活躍し、同時代の作曲家の初演を数多く手掛ける。多数の著作を残す。1995年に一〇一歳で死去

藤村奈緒美[フジムラナオミ]
1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ブルーツ・リー

2
下巻も読んでみたが、相変わらず、主に19世紀の名曲と呼ばれている曲を罵倒した評を集めただけ。新聞の書評で推薦されていたのに、これを読んで何か為になるのだろうか。 ただひとつ言えるのは、クラシックは100年の時代の審判に生き残る事ができるものもある。という事。今のポップミュージックなんて、100年後には誰も歌っていないのは明らかでしょう。そういう意味で、100年の経過に耐えられるような物事をこそ、人は人生の中で一生懸命になるべきなんじゃないかと。10年で消えて行くような文化に時間を費やすのは人生の無駄遣い。2021/07/03

Chihoish

0
図書館にて上巻は予約待ち数が多かったけれど下巻はゼロですぐ借りられました。下巻には自分の好きなラフマニノフ、ストラヴィンスキーが掲載されているので楽しみに……案の定な酷評にニヤリ。巻末のエッセイと解説がとても面白いので読んでよかった!2022/01/14

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