内容説明
音楽知識ゼロから曲を作り始めた女子高生“いろは”。14日間で曲を作れたいろはの次なる挑戦は、「もっとオリジナルな曲を作る!」。張り切るいろはの前に、彼女の曲を聴いたという後輩“うぐいす”が現れて…。スケール・アドリブ、転調、そして詞先作曲まで―。現役女子高生作曲家“珠美”の常識外れのレッスンのもと、いろはたちは創作の深みを知ることになる。物語を読むだけで曲作りのノウハウや考え方が身につく、小説×作曲入門書。
著者等紹介
仰木日向[オウギヒナタ]
音楽制作会社で作曲のノウハウを学び、その後フリーランスとして作曲を始め、本名名義でアニメ楽曲やゲームBGMを手がける。2014年からはペンネームの仰木日向で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あーてぃる
3
相変わらずクリエイターの思想思考嗜好を文字で表現するのがうまい。目的・手段・発散かぁ、なるほどな。 好きなものがないという、かつてのいろはの重症版うぐいすちゃんという後輩を得て、今回の主題は転調。音楽の魔法陣「サークル・オブ・フィフス」登場で俄然本格的になっていく。 詩先作曲をテーマにさらに新たなキャラクタ悠ちゃん登場で、これが作詞少女の伏線なのか? 5人目の暗示があるので、編曲少女まで出るのかな?まさかミックスダウン録音少女までは・・・2022/09/24
てっち
2
1巻に比べると読み切るのにだいぶ時間が掛かってしまったが、それは今回出てきた作曲理論について慎重に噛み締めながら読み進めていたのが大きい。ともあれ、前巻のテーマ「好きなものを曲に落とし込んでいく」ということに対して「じゃあ『好きなもの』が無い人はどうしたらいいの?」というのが今回のテーマ。うぐいすがこの困難に立ち向かい乗り越えていく様は本当に読んでいて心地良かった。さて、第3巻の発売はいつになることやら…2020/06/05
ひかり
2
何事も不器用な自分ですが創作から受け取るだけでなく自分から気持ちを発信したいという気持ちが間違いじゃない事や何か努力をしてその事を自分は変な事をしているんじゃないかと疑う気持ちもあったのでお話に凄く共感出来ましたしコトバがホントに刺さりました。 1に引き続き面白かったです! 続刊を期待します!2020/01/06
エデ
1
作曲少女1は初心者のつまづきや学習方法が書かれていたが、2は初心者を脱却した学習方法、学習内容になっている。1は作曲初心者にはとても参考になるが、2は作曲をしばらく続けている中級者の内容になっていた。私は毎日やったりやってなかったりする作曲初心者なのですぐに実行することが難しいと感じたが、作曲を繰り返せた世界が描かれているため、今後のモチベーションを維持するために1と共に置いておきたい本だった。2025/01/28
肉汁かけたかき氷
0
初めて音楽教室の発表会に出た時を思い出して一緒に震えていた。今回は曲作りを続けるためのアイデアが多く、取り入れていこうと思う所存。2025/06/16