内容説明
だれにでも訪れる「行き詰まり」を、「ブレイクスルー」するために。レッスンに通う生徒、指導者、アマチュアピアニスト、独学の演奏家…ピアノを弾くだれもが一度は抱えたことのある問題への革新的な提言。
目次
第1章 音楽、魔法、子ども時代
第2章 生命力
第3章 実りあるミス
第4章 手順を追って―健全な練習のガイド
第5章 ブレークスルー
第6章 優等生になるのはよいことか?
第7章 コントロールを失う演奏のドラマ
第8章 レッスンとアンレッスン
第9章 アンマスタークラス―伝統を再考する
第10章 冒険好きなアマチュア
第11章 レッスン室を越えて
著者等紹介
ウェストニー,ウィリアム[ウェストニー,ウィリアム] [Westney,William]
イェール大学で演奏の修士号と博士号を取得。現在、テキサス工科大学で、ポール・ホイットフィールド・ホーン特別教授およびブラウニング・アーティスト・イン・レジデンスの2つの寄付基金教授職を務める。教育者および芸術家として数多くの受賞歴があり、イェール大学音楽院同窓会からは演奏指導へのきわだって革新的な貢献について権威ある賞を受けた。ウェストニーのアンマスタークラス音楽ワークショップは、ニューヨークタイムズ紙でも取り上げられ、米国内外で多くの参加者を集めている
西田美緒子[ニシダミオコ]
翻訳家。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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キキ@新潮部
5
すごい読み応え。まず、指導者と生徒の関係性を振り返ると同時に、両者に耳の痛い助言も随所に含まれている。指導者のあるべき姿、本番に向けてのレッスンの目的、生徒が求めるべき方向性…とにかく、演奏に生命力を吹き込むためのヒントがいっぱい!!上手くアウトプットするには、あと何回も読み直さねば…というくらい濃い内容だった。結論。まだまだ勉強不足だ。2016/07/14
Sachi
4
ミスなく正確に弾けるようにいつも心掛けて練習していたけれど、ミスの意味をここまで考えたことがなかった。ミスからこんなに学びが多く効果的な練習を自分で思いつけるようになるなんて読んでよかったです。自由に思い切って気持ちよく練習しようと思う。自転車に乗れるようになったように。2017/01/17
TUI
1
もうちょっとテクニカルな話を期待していたんだけど、どちらかというとエモい話がメインかな。ざっくりまとめると「失敗は成功の母」「みんなちがって、みんないい」ってとこでしょうか。自分が正式(?)な音楽レッスンを受けたことがないためか、著者の問題意識への共感が薄く、それゆえ今ひとつな感。2016/04/15
朝ですよね
0
立ち読み。非常にレベルの高い話をしているように感じた。1日に何時間も練習して自分を追い込む人が、創造性を失わないために持ちたい心構えのような。楽譜に書かれていない手の移動のような、ネガティブスペースもブレークスルーに必要な要素。2021/08/10
スキッピー
0
ひどい本だ。つまらなかった。2018/11/10
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