バイオリンの謎―迷宮への誘い

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784636875416
  • NDC分類 763.42
  • Cコード C0073

内容説明

神か悪魔が乗り移っているのか?ストラディヴァリを中心に、秘められたバイオリンの謎を追う。

目次

第1章 「名器」とはなにか?(名器とは音がよい楽器のことではない?;名器とは、必ずしも弾きやすい楽器ではない?;古くなければ名器ではない?;名器のコピーでも名工が作れば名器になる?;音を聴けなくても名器は名器?)
第2章 謎に包まれたストラディヴァリの生涯(彼はどのようにして楽器製作家となったのか?;二度の結婚と家族関係をめぐる謎;九十歳を過ぎてもなお名器を作れたというのは真実か?;ストラディヴァリの技術はなぜ継承されなかったのか?;「メシア」は本当にストラディヴァリの作品か?)
第3章 バイオリンの歴史は謎ばかり(バイオリンは一人の天才が作り出した楽器?;クレモナがバイオリン製作のメッカとなったのはなぜか?;クレモナのバイオリン製作はなぜ、突然、衰退してしまったのか?;ストラディヴァリも改造しなければ使えない?;イタリア製の古いバイオリンばかりがもてはやされるのはなぜか?)
第4章 名バイオリニストと大作曲家をめぐるミステリー(タルティーニとバイオリンを弾く悪魔の物語;愛と苦悩が錯綜するモーツァルトのバイオリン;ベートーヴェンとトルストイの「クロイツェル・ソナタ」;「悪魔」と呼ばれつつ大スターになったパガニーニ;真実とジョークが入り混じるクライスラーの逸話)

著者等紹介

高橋博志[タカハシヒロシ]
1955年、群馬県生まれ。1978年、早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。ギタリスト、音楽出版社勤務を経て、1993年からフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Monsieur M.

4
名器とは何か、ストラディヴァリの生涯やヴァイオリンの歴史、名ヴァイオリニストと大作曲家をめぐるエピソードなど、興味深い話が満載。ヴァイオリンに関する本もたくさん紹介されており、手元に置いておいて損はない一冊。2017/08/12

たいそ

1
「名器」とは何か。「バイオリンはバイオリニストによって育てられているともいえる」一方で、「楽器に選ばれたと受け止める感覚」といったあたりがおもしろかった。「どんな名器も名手に弾かれなければ真価を発揮することができない。」2012/03/04

チタカアオイ

0
【図書館】2016/01/31

セロ弾き

0
バイオリンの名器についての本だが珍しく表紙以外にまったく図版がない。そのかわりにいろいろなエピソードが入っていて、それが名器の名器たる所以を教えてくれる。2012/03/13

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