内容説明
西洋音楽史を4コマ漫画でやさしく解説。“世界史”と“音楽史”が一気につながる。
目次
バロック中期(ヴェネツィア・オペラもしのぐ豪華三昧のオペラの登場;場所の違いが音楽の違いに教会と宮廷の2つのソナタの形 ほか)
バロック後期(テムズ川の舟遊びを楽しむ国王に音楽をプレゼントしたヘンデル;作曲家兼プロモーターとしてイギリスにイタリア・オペラを紹介したヘンデル ほか)
前古典派(バロックから古典派への移行期に活躍した大バッハの息子たち;「オペラ改革」で詩と音楽の一体化を目指したグルック)
古典派(ウィーンが「音楽の都」と呼ばれるようになった理由;シュテファン大聖堂の少年聖歌隊に引き抜かれたハイドン ほか)
ロマン派初期(古典派からロマン派へベートーヴェンと同時代に生きたシューベルト;「リート」をロマン派の重要なジャンルへと高めた「歌曲の王」シューベルト ほか)
著者等紹介
森本眞由美[モリモトマユミ]
神戸市生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。作曲を故入野義朗に師事。「西洋歳時記プロジェクト」の講師も務める
千原櫻子[チハラヨウコ]
日本大学芸術学部卒業。広告代理店勤務を経て1996年よりフリーイラストレーター。書籍・雑誌・TVなど幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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イノ
17
16~18世紀の音楽史。 歴史の流れと言うよりバッハ・ベートーヴェン・シューベルトといった偉人のエピソードを交えた出来事の紹介。最初の年表が分かりやすい。 時代に合わせるようにヴァイオリン、ピアノといった新しい楽器の誕生、お抱えからフリーになったり、情報誌を発刊したり演奏法作曲以外にも変化があって面白い。 歴史に残る程輝いているのに早くして亡くなったり、貧乏だったり、生きている間は評価されなかったりと人生は儘ならないことか><2016/09/03
二条ママ
2
長女小3。独り読み。2019/05/10
めっちー
2
1巻はローマやイタリアの話が多かったが、今回はイギリスとドイツ語圏の話が多く、また全巻は音楽の歴史と言う感じだったが、今回は作曲家の歴史と言う感じだった。以前は宮廷や劇場に勤めてる作曲家ばかりだったが、フリーの作曲家が出てきたり、今までなかったドイツ・オペラが作られたり、「個性」が出てき始めてる。それにしてもテレマンはなんて商売上手なのか。2013/07/12
やん
1
音楽関係だけじゃなく、世界史や日本史の主要出来事も載った年表が冒頭にあるので便利。気になった音楽を聴きながら読むのも面白い。2020/06/28
SHIN
1
前巻同様、わかりやすい解説と見やすいレイアウトでgood。2013/03/08