内容説明
1967年、日本の音楽シーンにザ・フォーク・クルセダーズという巨大なトリックスターが登場した。そのオリジナルメンバーであり、現在も精神科医、作詞家として数々の功績を積む“きたやまおさむ”。本書は、40年以上にわたり紡いできた詞の中から百篇あまりを撰し、自身による作品への回想とともに収載する。
著者等紹介
きたやまおさむ[キタヤマオサム]
北山修。精神科医・作詞家。1946年6月19日淡路島で誕生。京都育ち。1965年、大学在学中に加藤和彦らと出逢い、アマチュアバンド“ザ・フォーク・クルセイダーズ”(第一次)を結成、のちの日本の音楽シーンに大きな影響をあたえた関西フォークの草分け的存在となる。1967年、バンドの解散記念にLP『ハレンチ』300枚を自主制作。ラジオ番組を通し「帰って来たヨッパライ」が話題となり、当時のほぼ全レコード会社からプロデビューの依頼が殺到。はしだのりひこを迎えて“ザ・フォーク・クルセダーズ”(第二次)を再結成しプロデュー。「帰って来たヨッパライ」は空前の大ヒットとなる。1968年には、EP盤「イムジン河」が政治的理由と所属レコード会社の判断で発売自粛された。同年、第二次フォークルは一年足らずの活動をもって解散。その後、作詞家として「風」「白い色は恋人の色」「さらば恋人」「花嫁」「あの素晴らしい愛をもう一度」など数々の歌を送りだし、深夜放送のディスクジョッキーとしても活躍。1971年には「戦争を知らない子供たち」でレコード大賞作詞賞を受賞。1972年に京都府立医科大学を卒業し、医師の道に進み、海外留学を経て精神科医となる。現在は、臨床活動を中心に大学で教鞭を執る傍ら“レクチャー&ミュージック”など、精神科医ならではの視点と音楽を融和させたコンサートを企画・出演し、開催を継続中。ラジオ番組にもしばしば登場し、洒脱かつ造詣の深い語りを聞かせる。著作も一般向けのものから専門書まで多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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