まつたけの文化誌

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  • サイズ B6判/ページ数 341,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635885928
  • NDC分類 657.82
  • Cコード C0040

内容説明

古い史料を読むと、松茸が日本人にとって特別な茸であったことが分かる。松茸を見つけた喜びを短歌や俳句に詠む。焼松茸を肴にして山中で飲む楽しさを狂言に仕立てる。京の松茸と田舎の松茸とを比べて品定めする。古典には椎茸、平茸、湿地、初茸、猪口など多くの茸が登場するが、松茸ほど日本人の心を動かした茸は、ほかにない。本書は、短歌、俳句、川柳、漢詩、日記、随筆、説話、狂言、小咄、あるいは菌譜、本草書、地誌、料理書、図会などさまざまな分野の史料を通じて、日本人が松茸に親しんできた様子を、詳しく見ようとするものである。併せて、松茸の発生に深い関わりを持つ自然環境(山林植生や気候)に言及している。

目次

奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町時代
安土桃山時代
江戸時代
近現代

著者等紹介

岡村稔久[オカムラトシヒサ]
1940年、徳島に生まれる。早稲田大学第一文学部卒。教職に就き、古典を読むかたわら、きのこに関する資料を集める。また、亜高山帯樹林に生えるきのこの生態写真を撮る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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