内容説明
著者は二十代から三十年以上にわたってウエストンに関心を抱き、彼のテキストを丹念に読み、その登山の足跡と当時の人々とのかかわりを調査してきた。本書第一章は、その丹念で微細な作業を、今まであまり知られていなかった側面から推し進めたウエストン研究で、二章はウエストンの登った登山ルートを実際に踏査した紀行文である。そして三章では、その方法論を日本近代登山史へと敷衍し、大胆な仮説を展開している。本書は在野の一研究家がライフワークとして取り組んだ一つの成果である。
目次
第1章 私ふうウエストン考
第2章 ウエストンの歩いた道をいく
第3章 ウエストンの南アルプス
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- 和書
- それでも、生きてゆく