内容説明
線路の終わりのその先を気の向くまま、足の向くままぶらり散歩―。『孤独のグルメ』原作の久住昌之氏があたたかな色鉛筆イラストと写真で綴る終着駅からのお散歩エッセイ。終着駅からはじまる20の小さな旅。
目次
アルピコ交通上高地線 新島々駅(長野県・松本市)
東武鉄道大師線 大師前駅(東京都・足立区)
京浜急行電鉄大師線 小島新田駅(神奈川県・川崎市)
京浜急行電鉄久里浜線 三崎口駅(神奈川県・三浦市)
JR五日市線 武蔵五日市駅(東京都・あきるの市)
秩父鉄道秩父本線 三峰口駅(埼玉県・秩父市)
東武鉄道宇都宮線 東武宇都宮駅(栃木県・宇都宮市)
伊豆箱根鉄道大雄山線 大雄山駅(神奈川県・南足柄市)
西武鉄道新宿線 本川越駅(埼玉県・川越市)
伊豆箱根鉄道駿豆線 修善寺駅(静岡県・伊豆市)〔ほか〕
著者等紹介
久住昌之[クスミマサユキ]
1958年、東京都生まれ。1981年、泉晴紀と組んで「泉昌之」名義でマンガ家としてデビュー。1999年、実弟の久住卓也とのユニット「Q.B.B.」による『中学生日記』で、第45回文藝春秋漫画賞受賞。ほか、エッセイスト・ミュージシャン・切り絵師など幅広いジャンルで活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きあら
30
久住さんの、終着駅から始まる20のおさんぽ旅。ここ最近は食をメインにした本が多かったので、旅をメインにしつつ食を楽しむ本は久しぶり。久住さんの食や旅に対してのスタンスに共感する部分が多いので、読んでいて楽しい。ゆったりしているのも読んでいて楽しい。2023/04/09
おかむら
27
「旅と鉄道」という雑誌の連載を書籍化。色んな電車の終点まで行ってその付近をノープランで散歩する企画。イラスト写真文章の塩梅がとても良い。連載がコロナの最中だったこともあり、遠出しない東京近郊の終着駅が多い&海外からの観光客がいなかった時期なので、なんだかのんびり楽しそう! 伊豆箱根鉄道の大雄山線って全然知らなかったわー。良さげー。、2024/07/21
tetsubun1000mg
21
久住昌之氏を知ったのは「孤独のグルメ」の最後に原作者として登場するお店訪問コーナーだった。 その後に旅や居酒屋、食堂などのエッセイを読んでいた。 東京から見ると地方の寂れた古い店が好みのようで、のんびりとこだわらない様子が楽しげ。 今回は地方の路線の終着駅から歩くという企画だが久住さんが楽しんでいる様子が伝わってくる。 個人的には寂れた地方の食堂によることは無いのだが、久住さんが訪れると雰囲気が良くおいしそうに見えるのだから不思議。 これからも久住さんエッセイや旅ルポが出たら読むんだろうな。2023/06/14
なにょう
20
20の終着駅の周辺散歩。江の島も有馬温泉もあるけれど、行ったことないです。この中では新潟の弥彦村が良かったです。雨に濡れる神社はほんとに神々しい感じ。★今はどこもチェーン店ばかりで、まず失敗はない。それを久住さんは、古い味のある店を狙って飲み食いする。いいね。★一つ一つ想像しながら自分も散歩した気で読んだら、結構、時間がかかった。2024/01/14
うー(今年も遅くなります)
18
力まず目的も目標もない、終着駅からのお散歩。良いなー。古びた駅は特に味わい深くて良い。私も趣くまま、ひっそりと佇む店に入店できるようになりたい。つい(この店、大丈夫かな‥?)とネットで検索しがち😅2023/05/05