内容説明
西部劇は永遠だ。カウボーイ流の民主主義こそが、アメリカの原点。本書を読めば、トランプのアメリカが見えてくる!
目次
プロローグ アメリカはどこへゆくのか―。西部劇を観れば、トランプ大統領が理解できる
第1章 クリント・イーストウッド―西部劇を現代によみがえらせた男
第2章 西部劇十大事件
第3章 ジョン・フォードから学んだこと
第4章 カウボーイ「御三家」スター物語
第5章 懐かしのTV西部劇グラフティー
第6章 ワイルドウェスト雑学事典
第7章 二一世紀西部劇
付録 戦後公開西部劇全作品リスト(一九四六‐一九九九)
著者等紹介
芦原伸[アシハラシン]
1946年生まれ。ノンフィクション作家、紀行作家。北海道大学文学部卒。日本ペンクラブ、日本文藝家協会、日本旅行作家協会会員、株式会社天夢人Temjin相談役。元『SINRA』『旅と鉄道』統括編集長。“現場主義”を貫き、地球規模の旅を続けている。『被災鉄道―復興への道』(講談社)で、第40回交通図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
79
ワンパターンに思える西部劇だが、観ると娯楽の中に人種・職種による差別、心理劇、今も続く問題への提示などが込められていて奥深い。この本はそんな西部劇に焦点を当てたものになっています。しかし、読むと自分がまだまだ、西部劇を観ていないなと思い知らされる。まずは西部劇でお馴染みのクリント・イーストウッドから紹介されているのが憎い。その後は開拓時代、ゴールドラッシュ、OK牧場の決斗事件、南北戦争、戦時中のプロパガンダなど、アメリカの歴史を紐解きながらも西部劇の発展を、西部劇スターに焦点を当てたものを紹介しています。2018/12/22
Cinejazz
6
西部開拓史と西部劇10大事件(アラモ砦・ゴールドラッシュ・南北戦争・第7騎兵隊殲滅・OK牧場の決斗・メキシコ革命など)を追いながら、<アメリカ製西部劇>の魅力とあらすじなど、詳細な解説と雑学事典で構成されたマニア向け好事本です。その昔、劇場ではマカロニ・ウエスタンのブームだっただけに、TV放映された西部劇(吹替版)&シリ-ズものの西部劇(ララミ-牧場・ローハイド・ボナンザ・ライフルマン・拳銃無宿など)に懐かしさと郷愁に浸る時間を過ごせました。因みに『明日に向かって撃て!』が今でもベスト1だと思っています。2021/03/01
Oltmk
2
かって西部劇の象徴と扱われたクリント・イーストウッド、ジョン・ウェインとジョン・フォードなどのアメリカ西部劇において重要だった人物たちを取り上げ、西部劇が作られる背景となった事件などを取り上げ現在の読者たちがアメリカ西部劇への理解を深める事を意図してるのだろう。ただ、イーストウッドを取り上げるのならマカロニウエスタンの始まりであるセルジオ・レオーネなども取り上げてほしいと思ったが、ページ数が足りなかったのだろうか2022/02/14
とよとし
1
★★★☆☆ あきがきませんね、西部劇。2019/03/30
numainu
0
評価B2023/06/29