感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
うちのミミズコンポストに生えてきたキノコを調べているときに興味を覚えて取り寄せたくなった本です。教科書、まさにまさに。キッチンで楽しみ、野外で楽しみ、キノコの種類を判別できるようになったら顕微鏡でより詳しく調べ、さらなる高みを目指そう!という流れがきっちり紹介されていてすごく好みです。勉強を始めるための指南書なので図鑑ではありませんでしたが、大変勉強になりました。面白かったです。2022/09/02
翔亀
30
コロナで山旅ができず梅雨の森に日参していたら、毎日多くのきのこと遭遇した。しかし図鑑を調べても全く分からないので、「図鑑を見ても何が何だかわからない人のために」とある本書を開いた。驚いた。二重に。まず、日本のきのこは5,000種もある。しかも名前がついているのは2,000種だけ。なぜか。きのこは姿形だけでは判別できない。成長に従い形を変えるし、そもそもあの傘のある姿だけでは皆、似たようなものだ。傘のヒダとか胞子の形を調べるしかないらしい。まだまだ新種発見の余地が多くある。そして本書は新種を発見する↓2020/08/01
魚京童!
23
すげー。動物でも植物でもない何か。菌。丁寧にまとめてあるし、細かい知識あるし、好きなんだなっていうのがよくわかる。そして伝え方もうまい。こういう人が大事なのだと思う。あったことないけど面白い人だなって。2019/10/14
やま
11
「きのこ」を図鑑を使って調べるための本のせいか、他のキノコの本とはチョット違った感じを受けます。キノコの仕組みや調べ方がわかります。お店に売っている食用のキノコを使うなど、とっかかりやすい気もしますが、内容は本格的です。顕微鏡の使用方法ものっていて、思わず顕微鏡が欲しくなってしまします。2020/02/03
ぴょんpyon
2
きのこに興味を持ち、図鑑や専門書を引いたが何が何だか分からない。そういった声を受けて書かれた本。きのこのどこを見るべきか、どうやって見るべきか、図鑑を引けるようになるまでの手助けをします。顕微鏡観察のパートなどはかなりマニアックですが、これも他書ではなかなか説明されない部分です。既存の本とアマチュアの知識のちょうど間を埋める良書。2020/03/02