内容説明
216の国と地域、2,800万人という加盟員を擁するスカウト運動。本書は、今や世界的な運動へと成長したそのスカウト運動の、成長の秘密を探る公式解説書である。創始者ベーデン‐パウエル(B‐P)の子ども時代にはじまり、ブラウンシー島での実験キャンプ、「スカウティング・フォア・ボーイズ」の出版、カブスカウトやローバースカウト、ガールガイド(ガールスカウト)の誕生へと続くスカウト運動の歴史を辿っていくなかで、世界中の青少年に楽しい活動の場を提供し、また友情を育んできたスカウト運動の素晴らしさに触れることができるのである。
目次
ベーデン‐パウエル:スカウティング前史
スカウティング・フォア・ボーイズ
世界のスカウティング
現在から未来へ
資料編
付録資料 日本編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
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私、スカウトあがりです(というか、あがってないと言うべきか)。なので、スカウト活動の歴史も、ざっとは知ってました。当時はただ活動を楽しんでただけの私ですが、この世代になってあらためて(本書を通じて)スカウト活動というものを考えてみると、そのルーツは軍隊にあるとは言え、それを若者の社会教育活動という形に昇華させたのは見事だと感じます。でも関係者でないと楽しめない本かもしれない。読んで発見したことを1つ報告。英国では1967年から(ボーイもガールもなく)「スカウト連盟」になっているそうです(日本は未だ別々)。2014/11/13