目次
第1章 登山道の現状と課題
第2章 各地の事例に見る登山道の状況
第3章 登山道と遭難対策
第4章 登山道の裁判事例と「登山道」に関わる法令整備
第5章 登山道利用の多様化と課題
第6章 登山道の歴史と今後の活用
第7章 「登山道法」法制化に向けて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
17
我が国の登山道について各地の現状や法律に基づく位置付けと管理者並びにその管理状況、歴史的経緯など網羅的に捉え直す一冊。類書の山小屋クライシスとも重複するが本書の方がより理性的かつ生産的な内容。北から南まで執筆陣が調査した登山道のレポートなど、執筆者の知見や問題意識、筆力によりばらつきはあるがよくぞ調べたなあと感動。三浦半島は大山林道の紹介などちょっとした紀行文の様な完成度だった。第7章で登山道法の制定が提言されるが、そのようにするかは措き問題はもう立法即ち国民の問題であり、法律の枠内で予算を執行するしかな2022/01/19
スプリント
13
登山道や山小屋、ベンチなどの設備を誰が管理しているのか。 管理者不在でボランティアに頼らざる得ない山が多数存在することに驚きました。2022/01/30
やっちゃん
10
このままいいのか?と言われたらこのままでいい派です。補助金がおりればそこには責任が生じる。お金をかけてガチガチに安全危機管理した窮屈な登山よりも最低限の管理で自己責任に任せる登山の方が自由がある。冒険要素のある山域も残すべき。2022/06/16
ふるかわ
1
最近の仕事と直結する本で興味深く読みました。自生的で曖昧な登山道のあり方と、登山道法成立に向けての提言。ちょっと内容がバラバラで惜しい気もしますが、当たり前にあるインフラが実のところどのように成立しているのかに目を向けさせる良書です。2022/10/25
Kudo Atsushi
0
今のままでも十分。これ以上快適にしたら登山でなくなる。2023/08/31