内容説明
登山中にアクシデントやトラブルを起こさないことは遭難を防ぐことにもなる。下山が日没後になる、疲労して転倒するなど、登山中のアクシデントの発生状況を見ると、山行計画の立て方の失敗や事前の準備不足に原因があったケースが多い。登山中に起こりやすい失敗パターンを紹介し、山行計画のどこに問題があったのか、どんな準備が足りなかったのかを考察する。
目次
第1章 失敗パターンから考える計画と準備のポイント(コース選びの失敗;スケジュール組みの失敗;下調べ不足による失敗;準備不足による失敗)
第2章 山選びから出発までの流れ(花の山へ日帰り登山する;山小屋利用で仲間と初めて夏の北アルプスへ;1人で初めてのテント泊山行へ)
著者等紹介
大武仁[オオタケジン]
フリーエディター・ライター。出版社に20年ほど勤務した後、フリーランスに。出版社在籍時から多くの山岳図書・雑誌の編集や執筆に携わる。取材を含めて日本各地の山へ出かけており、なかでも奥多摩の山へは足しげく通っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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清水
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遭難未満のピンチを事例にしていた。それに対してアドバイスがあって、実力以上のコースを行かない、若い時の経験から衰えを見誤る、コースの逆ルートで難易度が変わるかもしれない、累計標高を計画の参考にする、日没の確認、といったことが書いていた。 遭難未満の危険なシーンは自分もやらかしてるので、勉強すればするほど耳の痛い話です。2022/09/25
バカボンパパ
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登山を何十年もやっている身としては余り得る所は無かったが、登山の成功は準備次第かと思います。2022/02/23
さとえり
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バスの特定日ダイヤのリサーチ不足で余分に歩くハメになったとか本当にどうでもいい失敗談ばっかりで「計画と準備が8割」というのに異論ないんだけど、この水準の話までは求めてないというか。2021/11/25