内容説明
固結びや蝶結びなど、私たちのふだんの生活で用いられている「結び」は、野外で活動する際の安全確保や作業の効率化のために、なくてはならない技術。本書ではシーンごとに役立つ結びを厳選。ロープワークの歴史やハウツーとともに習得できる一冊である。
目次
第1章 ロープワークの基礎知識(ロープワークの歴史;なぜロープワークが必要なのか;目的に合った太さと長さのロープを選ぼう ほか)
第2章 ロープワークの基本8(オーバーハンド・ノットとそのバリエーション;フィギュアエイト・ノットとそのバリエーション;ボーラインとそのバリエーション ほか)
第3章 アウトドアでのロープワーク実践法(靴ひもを結ぶ;小物に細引きをつける;テントを張る ほか)
著者等紹介
羽根田治[ハネダオサム]
1961年、埼玉県さいたま市出身。フリーライター。日本山岳会会員。山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動を続けている。2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おふねやぎっちらこ
1
完璧な読了じゃないが何回も延長処理を繰り返してこの日に返却した2024/08/11
TTK
0
ところが、いつのころからかボーライン[もやい結び]はまったく使われなくなり、ハーネスへのロープの連結にはもっぱらフィギュアエイト・オン・ア・バイトが使われるようになった。ボーラインは昔から"結びの王様"と呼ばれ、非常に信頼性の高い結びだったのだが、後述する「リング負荷」というウィークポイント[ボーラインを結んでできた輪に負荷がかかると、力の方向によっては結び目が簡単に解けてしまう p.82]が指摘されたことで、すっかり敬遠されるようになってしまったのだ。p.282025/06/01
カフェラテレックス
0
結び方には数千種類以上あるらしいが、当然全部覚えることは無理で、本当に必要なのは数種類とそのバリエーションだそうだ。それぞれの結び方となぜその結び方なのか、いくつかの重要な結び方をイラスト付きで解説している。それゆえ基本的な結び方ばかりだ。リビングにロープと一緒に置いておいて、暇なときに本を見ながら練習するという用途。ロープの流行廃りとか。ちょっとした日常のロープワークにも役に立つかもしれない。ちょっと練習用のロープ買ってくる。2020/10/01
ぱぷわ
0
良書。色々読み比べたが、エントリーには最もわかりやすい本だと感じた。2020/08/22