内容説明
山を取り巻くさまざまなリスクについて、その対処法を王道からウラ技まで教えます。今までにない切り口で語られる、全く新しい山のリスク回避術。
目次
第1章 事前の準備と心構えがモノを言う(“まさか!”の原因は自分の中にある;“登山届”は何のため? ほか)
第2章 こんなときどうする?(まずは落ち着くが勝ち!;私はコレで道に迷いました ほか)
第3章 山での人間関係がリスクになるとき(鳥だ、飛行機だ、いや、おせっかいマンだ!;“まだいける”のリスク ほか)
第4章 リスクの低減・回避・改善のために(「食う・寝る」→「歩く」の原則;遅れてるぅ!と言われないために ほか)
著者等紹介
昆正和[コンマサカズ]
BCP(事業継続計画)策定支援アドバイザー、防災士、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
21
自身の登山経験も織り込んだ軽妙な語り口が面白く読みやすい一冊。技術論ではなく、個人のマインド面から考える登山リスク管理への所見が新鮮で有益と思う。登山だけでなく、対象を山から街に置き換えることで生活や仕事でのリスク管理にそのまま応用できる章もある。160頁からのいいねと拍手で天まであがれの章は今のSNS過剰社会ゆえに起きる困った事象に対するその原因、対策を含めた短くも鋭い指摘。あと、200頁からのレジリエンスへの言及なども登山本では異色で面白い。山でも街でも人に発するリスクと対策は普遍的ということだろう。2017/09/28
ichi
16
【図書館本】リスク管理について心構え、備えについて著者の経験を混じえながら書かれていました。この手の本は勉強本みたいで読むのに難儀するのですが、すごく読み易かったです。2017/12/05
えりんぎ
7
最近山に登り始めた。初心者の今は慎重で臆病な態度で山に臨んでいるが、それを今後も忘れないようにしたい。2023/02/25
run
6
読みやすい文でスラスラ読める。でも言ってることは、スラリと流してはいけない大事なことばかり。各節の、一言まとめが上手。2017/08/05
🍭
3
図書館本、2017年発行。ヤマケイ新書をみつけたので、気軽に読めるだろうという目論見で借りた。案の定すごく読みやすくて、二時間半くらいで通読できた。登山に向かう前の心持ちはこうあるべきではないか?という問題提起の書。今年に入ってから山の本は読み切る読み切らない別として割と図書館でチラ見していることも多いから、あー知ってるな〜という内容が多かった。ツェルトは「あった方がいい」というよりかは「登山者ならもっていて当たり前、携行義務がある」の認識になりつつある。山に登れるのはまだ先。まずは観光地散歩からかな。2024/06/05
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