内容説明
キノコ・カルチャー界で、圧倒的支持を得るベニテングタケ。唯一無二のきのこライターが、この蠱惑的なキノコの話題を縦横に語り尽くした、オール・アバウト・ベニテングタケブック!
目次
第1章 ベニテングタケの基礎知識(ベニテングタケはどんなきのこか;毒きのこベニテングタケ)
第2章 ベニテングタケのイメージ(ベニテングタケアートの世界;身近なベニテングタケたち;動くベニテングダケ;見るベニテングダケ本)
第3章 ベニテングタケのものがたり(ベニテングタケの神話・伝説;物語の中のベニテングタケ)
第4章 ベニテングタケを探る(ベニテングタケの形;ベニテングタケを表す;ベニテングダケの内側;ベニテングダケの生き方)
第5章 なぜ、ベニテングタケなのか(ベニテングタケ・パワー;そして、きのこの世界へ)
著者等紹介
堀博美[ホリヒロミ]
1971年、神戸市生まれ。大学生のころ、きのこのミニコミ誌を作っていたところ、日本キノコ協会「MOOKきのこ」副編集長に抜擢。廃刊後、フリーのきのこライターとなる。雑誌、フリーペーパー、電子出版などの様々な媒体に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
81
すごいのはこの本が丸々ベニテングタケについてだけ語ってると言うこと。著者の堀博美さんがどれほどベニテングタケを愛しているのかがつぶさに分かり、熱く伝わります。赤い傘に白ドット柄、可愛らしさと毒々しさを持つその姿は確かに魅力的。見た目そのまま毒きのこです。ベニテングタケと映像、小説、絵本、神話など興味深い話が次々と。中でも宮沢賢治とベニテングタケの話では、おお!確かに!と興奮と感動。堀さんのベニテングタケ愛がぎっしり詰まった一冊。私もすっかり魅せられました。堀さんのベニテングタケコレクションを見てみたいわ。2016/08/19
zoe
18
ベニテングダケと勝手に思っていたら、ベニテングタケと正式には言うらしい。最初のカラー4ページの挿絵を見れば、このキノコに心を奪われる気持ちもわかるというもの。実際に食した経験も、注意喚起も記述してあるのはマニアならでは。既に先入観で汚染されている身としては、食べたくないです。マジックマッシュルームの成分が入っているわけではないので、キノコを採っただけで、執筆当時の法律では逮捕されない。色が縁起物との話もありましたが、間違って子供の口に入ることもあり得るので、採取は自己責任で。量は毒なり、体重割りです。2018/05/02
roatsu
9
著者の思い入れとともにベニテングタケに関するあれこれを吸収できる面白い作品。日本以外でも生えると知ったのがまず驚きだった。北アルプスなんかで見かけることがあるけど、目を引く毒茸に終わらない深くて多様なバックグラウンドをもった茸なんだと畏敬のまなざしを向けてみようかと。熱くてディープな一冊でした。2015/05/04
しょうゆ
8
ベニテングタケのことをひたらすら綴った本。古本市にて300円で購入したので、まあこんなものか、というのが正直な感想。内容は薄い。きのこ好きには面白く読めるのですが、ベニテングタケ縛りなのでエピソードの一つひとつがちょっと薄いんですよね…。話題もぶつ切りなのが気になる。個人サイトとかブログで十分な内容かなと思いました。筆者のきのこ愛は伝わりました。2018/05/15
Toshi
8
きのこに惹かれます、ベニテングタケ?クール!ベニテングタケの事だけ書かれている本という事で購入しました、ワクワク。しかし・・・色んな事をダラダラ垂れ流しているだけで最初から最後まで何の意味もない!読んでる途中イライライライラ。3年に1度出会うか出会わないかの駄本と自信を持って言います。2016/11/13