ヤマケイ新書<br> 木を知る・木に学ぶ―なぜ日本のサクラは美しいのか?

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ヤマケイ新書
木を知る・木に学ぶ―なぜ日本のサクラは美しいのか?

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  • サイズ B40判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784635510059
  • NDC分類 653.2
  • Cコード C0275

出版社内容情報

公園や道路脇に生えているごく身近な木からはじめる樹木観察の楽しさを紹介。四季を通して楽しめる樹木のウンチクから、図鑑を使いこなすコツやノウハウまで、興味深く「樹木ネタ」をたっぷりとご紹介!木を知ることで日常の散策の楽しさも増します。

内容説明

森の恵みを利用してきた日本人は「森の民」。木を知ることは、日本人を知ること。今こそ日本人の「原点」を学ぼう!日本を代表するサクラからウルシ、ツツジ、イチョウ、ブナ、マツなど代表的な13種の樹木の魅力を樹木医で森林インストラクターでもある人気講師が親切ていねいに解説。日本の自然と文化の礎となった「木」と友達になる本。

目次

第1章 木を学ぶ(葉と芽と花;根と菌根 ほか)
第2章 木と人間―サクラ・ウルシ・ツツジ(なぜ日本のサクラは美しいのか;秋から咲くサクラの不思議 ほか)
第3章 木の歴史―イチョウ・ブナ・マツ(樹木にもあった精子;倒れても記憶に残る鶴岡八幡宮の大イチョウ ほか)
第4章 木と信仰―クリ・クスノキ・カヤ(ブナ科クリ属の世界;世界のクリ ほか)
第5章 木と生活―スギ・ヒノキ・クワ・カキノキ(登呂遺跡に眠るスギ;並木と参道 ほか)

著者等紹介

石井誠治[イシイセイジ]
1951年東京都生まれ。樹木医(東京樹木医プロジェクト理事)、森林インストラクター、環境カウンセラー、日本山岳会会員。NHK文化センター、朝日カルチャー、読売日本テレビ文化センター等での人気講師。軽妙な語りの野外講座が好評で、本書の中にも展開している。樹木診断調査、園芸相談、環境教育活動、ラジオ、テレビなどでも活躍中。得意分野は自然解説、樹木、草花、エコツアーガイドなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

59
私たちの身近にある木の特徴や歴史について分かりやすく解説した本。気が遠くなるような時間を生き延びている木の素晴らしさが実感できます。楽しく読むことが出来ました。2018/02/15

海星梨

8
淡々とした文章でちょっと読むのが辛かった。いちょうに精子があるとか、アバレシダレグリとか面白いトピックもあったが、本格的に学んでる人はどこかで知ってる話だろーなって感じで、この本ならではというのが弱い気が。2020/05/28

Hiroshi

6
樹木医である著者の2冊目。ジュニア新書は植物の生物学的機能を重視していたが、本著は個々の木が縄文時代より日本人に如何に利用されて来たかを見ていく。縄文時代の遺跡より漆器が出土し、縄文式土器だけではなかった事が判る。①サクラはヒマラヤが原産で、日本では野生9種。オオシマザクラはヤマザクラの島部での進化形。桜餅はオオシマザクラの葉でしか出来ない。②ウルシは長江から黄河にかけての地帯が原産。縄文時代から栽培されていた。実を食した。③ツツジは江戸時代に流行る。雄しべがサツキ5本、ツツジ10本が原則。酸性土が良い。2020/01/08

やす

4
身の回りにある木について分かりやすく書かれている。 山に登っても街を歩いても、楽しみが増えるはず。2023/06/07

philosophia1976

2
樹木医・石井誠治さんの2冊目の新書。前回の岩波ジュニア新書とは違い第一章「木を学ぶ」で樹木の生態、第二章以降で日本の代表的な樹種であるサクラ、ウルシ、ツツジ、イチョウ、ブナ、マツ、クリ、クスノキ、カヤ、スギ、ヒノキ、クワ、カキノキについての歴史や文化について書かれている。内容の深さにばらつきはあるが、特にイチョウの考察はすばらしかった。樹木についての解説書は専門分化した植物学者よりも著者のような樹木医や植物園の学芸員が書いたもののほうが一般の人が知りたいことがよく載っている良書になるのではないかと思う。2017/09/07

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