内容説明
ツール・ド・フランスを追い続け、自転車に夢を託してきたひとりの女性。世界最大の自転車レースの舞台裏、その興味尽きないエピソードに加え、愛してやまない「ツール・ド・北海道」や自転車の名選手たちを生んだアイルランドとの出会い…。本書は、自転車をめぐるひと味違った旅物語であり、女性ならではの生活体験をもとに語られる、「生活スポーツ」への誘いでもある。
目次
第1章 私のツール・ド・フランス(自転車に首ったけ;ビバ!ツール・ド・フランス!!;ゴールはシャンゼリゼ ほか)
第2章 私の出会った自転車(日本の選手たち;ツール・ド・北海道;アイルランドの人たち ほか)
第3章 自転車には何かしら旅のイメージが(シシリーへ;アイルランドは雨もいい;アリゾナの市民レース ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころにゃん
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自転車に魅せられ、「ツール・ド・フランス」を追いかけ、裏舞台、エピソードを交え、街や生活と自転車のかかわりについて語る。 p282私のいいところは、批判するだけで終わらないところだ。組織に属さない弱み(?)を逆手に取って、何かを変えようとしている。体制は簡単に変わらないこともわかっている。が、私の発信するほんのささやかの言葉でも、それを続けていくことによって、若い人たちの心にしみ込んで、いつか何かあった時にそのことを思い出してくれたり、いつの間にかそんな気になってくれたりということを期待するだけだ。 2015/12/24