出版社内容情報
まだ風邪薬や栄養ドリンクを飲んでいるなら漢方薬を買うほうがいい。
「体質」が自動的に改善する新しいセルフケア。
食事・睡眠・運動は大切。でも、漢方はもっと効く!
病院に行くほどではないけれど、毎日がスッキリしない。不調を感じて病院にかかっても、特に異常はないと言われる。
そんな慢性不調こそ、漢方が最も得意とする分野。漢方は「本来の健康な自分に戻す」ための薬だからです。
もしあなたが、日々の疲れや体調不良を、栄養ドリンクや鎮痛剤でしのいでいるとしたら、その繰り返しから抜け出しませんか?
これまで「なんとなく効く」と思われてきた漢方は近年、科学的なアプローチが進み、漢方薬が体内でどのように作用するのか、メカニズムが次々に解明され、有効性が証明されてきています。
本書では、そんな漢方について何も知らないところから、自分の健康状態に合わせて必要な薬を選べるまで、漢方薬が効くしくみや服用方法、各薬の特徴などをわかりやすく紹介。
さらに、初心者でも服用しやすいおすすめの漢方薬「人生が変わるお守り漢方30」をリストアップ。いずれも多くの方の日常的な不調に寄り添い、パワフルな変化をもたらしてくれる薬です。
本書の制作スタッフからも、漢方薬を始める人が続出。ぜひ、あなただけのくすり箱を作ってみてください。
【目次】
■内容
1章 漢方はすごい
なぜ今、あなたに漢方が必要なのか/レジリエンス(回復力)を呼び覚ます/気・血・水のトラブルと不調/不調は「血の巡り」が8割/そのメンタル不調、血流不足かもしれません/漢方で老化にブレーキがかけられる/老化とは「蓄える力」が衰えること/漢方薬の分類を知ろう/先人が見出した生薬の力
2章 はじめまして、漢方薬
合う漢方薬は、体が教えてくれる/まずは血の巡りを良くする/冷えがあるかを見抜く/漢方が得意な「痛み」「疲れ」「虚弱」/「苦い・飲みにくい」は大きな誤解/飲むタイミングは「あ・お・ね」/漢方薬を2種類飲んでもいい?/覚えておきたい4つの生薬
3章 人生が変わる漢方薬30
1 葛根湯 全身の血流を良くして炎症を抑える
2 補中益気湯 漢方薬のエナジードリンク
3 八味地黄丸 「蓄える力」を復活させ老化を遅らせる
4 六君子湯 胃腸の機能を助け食欲を回復する
5 当帰芍薬散 特に手足の末端が冷えやすい女性に
6 加味逍遙散 冷えのぼせ、不定愁訴の多い女性に
7 桂枝茯苓丸 血流を改善して?血を解消する
8 五苓散 体内の水分の偏りをなくす
9 桂枝茯苓丸加?苡仁 ?血を解消して皮膚トラブルを防ぐ
10 越婢加朮湯 熱をもって腫れている炎症を鎮める
11 真武湯 むくみを取り末梢神経のトラブルに効く
12 温清飲 関節の痛み、指のこわばりを治す
13 芍薬甘草湯 こむら返り、筋肉のけいれんを改善する
14 小柴胡湯 気管支の炎症を抑え肺を修復する
15 麻黄湯 発熱と関節痛の始まった風邪に
16 麦門冬湯 とまらない咳と、体の乾燥に
17 小青龍湯 花粉症などのアレルギー性鼻炎に
18 麻黄附子細辛湯 熱が出にくく長引く風邪に
19 桔梗湯 のどの腫れ、いがらっぽさに
20 桂枝加竜骨牡蛎湯 ストレスによる不眠、悪夢を改善する
21 半夏厚朴湯 喉がつまる、気分がふさぐときに
22 抑肝散 つい我慢してストレスを溜める人に
23 加味帰脾湯 幸せホルモンの分泌を促す
24 半夏瀉心湯 お腹がゴロゴロいう腹痛や口内炎に
25 大建中湯 お腹の冷えを温め、腸を整える
26 茯苓飲 胸やけを取り、精神を安定させる
27 猪苓湯 下半身のむくみと尿路トラブルに
28 排膿散及湯 旅行に持っていきたい漢方の抗菌薬
29 苓桂朮甘湯 めまい、乗り物酔いを改善する
30 四物湯 体のすみずみに血液を届け温め



