出版社内容情報
慕われ、頼られ、愛される
人間力の磨き方と響かせ方
「長老力」とは、年齢を重ねたことで得た知恵や経験、洞察力を生かして周囲に貢献する力。長老力を発揮する人は、若い世代や周囲の人々の成長をサポートし、謙虚な姿勢で知恵を共有する。また、自分自身も常に学び続ける姿勢を持ち、柔軟性を保つことが特徴である。
一方、「老害」とは、年齢や経験に固執し、自分の価値観ややり方を他者に押し付け、周囲の成長や変化を妨げる行動や態度を指す。老害は、自らの過去の成功体験や知識にしがみつき、他者の意見や新しい考え方に耳を傾けないことが特徴だ。これにより、職場やコミュニティでの関係がぎくしゃくし、周囲に不必要な負担をかけてしまう。
「長老力」と「老害」の決定的な違いは「謙虚さ」と「他者への配慮」である。長老力を持つ人は、自分がすべてを知っているわけではなく、他者からも学ぶことができるという謙虚な心を持っている。また、他者の成長や意見を尊重し、自分の役割はあくまでサポートであると考えている。
これに対し、老害は自分の知識や経験を絶対視し、他者の成長を阻む態度が根底にある。老害の行動は、自分の存在を過大評価し、周囲に与える影響を考慮しないことが多い。
長老力を発揮し、老害とならないために
◎常に学び続ける姿勢
◎他者の尊重
◎役割を理解することなどのマインド
を古今東西の具体例をまじえながら、わかりやすく解説。
【目次】
■内容
はじめに
1章 「長老」のイメージを持つことから始めよう
2章 「長老力」をどう身につけるか
3章 背中が示す静かな「長老力」
4章 「長老力」を次世代へつなぐ
5章 言葉を磨き、響かせる「長老力」
6章 人生の総仕上げとしての「長老力」
おわりに



