感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミツツ
37
パッと見は普通のお料理本だけど、食材は昆虫たちです。見た目に優しいものから始まり勇姿そのままの上級者むけのものまで。カイコ尽くし丼はカイコのフン、幼虫、サナギ、成虫、卵まで全て使った贅沢な逸品でした。虫そのものの味としてはミールワームはナッツの風味、タイワンタガメは洋梨に似たフルーティな香りだとか。国際連合食糧農業機関でも昆虫食は栄養価など有益だと期待しているようです。もう食べない理由が見つからない…かな?2018/08/03
kinkin
36
コオロギやバッタ、よく考えればエビやイカ、タコと同じく無脊椎動物だ。それが料理になると途端に食べることができなるなる。この本はタンパク質豊富な昆虫食のススメと、レシピが写真と一緒に載せられている。個人的には「サクラケムシと桜の花のおこわ」というんがイケそうだ。しかしいざ食べようとしたときに体はどんな反応を示すかな。これからの時代、やはり昆虫食を意識してもよさそうだ。2014/10/01
touch.0324
30
【蟲注意】メレ山先生の『ときめき昆虫学』の横に平積みされていた本。題材の割にタイトルと装丁が爽やかで面食らう。冒頭からコオロギの豆腐ハンバーグやミールワームの茶碗蒸し、蝗のかき揚げなど昆虫を材料に使ったレシピが満載。材料:ヨーロッパイエコオロギ80g、ってなんだよ。素材の入手方法や下拵えの手順まで言及されている念の入れようだ。それにしても、日本において昆虫を『貴重なたんぱく源』とか言って重宝がるのはやめてほしい。たんぱく質ならプロテインで摂ろう。普段からバランスの良い食事をせよ、という提案と捉えます。2014/09/15
たまきら
23
結構いろんなのを食べてるのでそれほどびっくりしませんが、カイコの卵、幼体、成体、糞まで活用したレシピにはうなりました。カイコの糞はすごく美容にいい!と言われたものの顔につけるのをためらったんですが、もうここまで来たらやってみるかな?真剣な顔をしていたのがばれ、オタマとオトンに「たべないからね!」と釘を刺されてしまった。くっそ~。2016/08/04
Tatsuhito Matsuzaki
21
この表紙を見て食欲をそそられる方は、かなりの食通かゲテモノ好きと推察します。 冒頭で著者の木谷美咲さんが軽く微笑みながらフォークですくい上げているパスタには、巨大なカイコのサナギと思われる具材が……。 これらを日常的に、かつ、美味しいと食べる事が出来れば、確かに人生が変わっちゃうでしょうね♪🐛🦗🪲🐝 #コオロギ #ミールワーム #カイコ #蝉 #タガメ #バッタ #蜂 #蟻 #今日の一冊2024/04/10