内容説明
本書は、北海道の増毛山塊から、山陰のゴギに至るまで、33ヶ所の渓流の釣行記とエッセイである。本書も、釣りのガイドを兼ねてはいる。しかしそのこと以上に、釣り場の現状、かつて自らがさまざまに釣り巡った渓、さらにはイワナ・ヤマメに対する想いが、綴られている。
目次
魚影と春を楽しむ初釣行
渓流讃歌を謳う解禁釣行
さい果ての釣り
高岨部落14日間滞在記
消えゆく名渓
幻のイワナ“仙人イワナ”を求めて
“鰌取沢”と呼ばれた渓
V字渓谷、瀑布帯を超えて
十津川郷の老釣り師
神々の宿る渓
淵に消えた50センチイワナ
釣り師、久々の大漁に踊る
40男、稜線越えに四苦八苦
サクラマスの遡る川
イワナを拾う時代の話〔ほか〕