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アローンオンザウォール―単独登攀者、アレックス・オノルドの軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635340311
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0095

内容説明

ロープなし。落ちたら最後。男はなぜ、極限のフリーソロに挑むのか―クライミング界で今、最も気になる男の「魂」の書。これまでのクライミングの常識を覆し、驚異的なフリーソロの記録を出し続けてきたアレックス・オノルドが半生を振り返り、自らのクライミング哲学を語る。自身も登山家で山岳ノンフィクション作家として知られるデイヴィッド・ロバーツが共著に加わり、極限スポーツのさらなる極限に挑み続ける男の人物像を描き出す。

目次

第1章 ムーンライト・バットレス
第2章 独りきりの地獄
第3章 恐怖と愛
第4章 世界を旅する
第5章 ヨセミテ・トリプル
第6章 スピード記録
第7章 アラスカとセンデロ・ルミノソ
第8章 フィッツ・ロイ
第9章 さらなる高みへ

著者等紹介

オノルド,アレックス[オノルド,アレックス] [Honnold,Alex]
1985年カリフォルニア州生まれのアメリカ人ロッククライマー。10歳のときにクライミングを始める。カリフォルニア大学バークレー校に入学するも19歳で中退し、車上で暮らしながらクライミングに専念する。ハーネスやロープなど安全確保のための道具を一切使わずに登るフリーソロクライミングで数々の記録を打ち立て世界の注目を集める。2010年に、世界で最も優れたクライマーに贈られるゴールデン・ピトン賞を受賞。2015年には、その年の最も優れたアルパイン・クライミングを顕彰するピオレドール(黄金のピッケル)賞も受賞した

ロバーツ,デイヴィッド[ロバーツ,デイヴィッド] [Roberts,David]
1943年生まれ、マサチューセッツ州在住。クライミング関係の著作物が多く、クライマーとしても名高い。特にアラスカではマッキンリー山のウィッカーシャム壁の初登攀を含め、数々の記録を残している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yasutaka Nishimoto

4
ピオレドールの受賞もしているフリーソロクライマーの著者。重力に逆らって岩にとりつく表紙の写真にも圧倒されるが、YouTubeなどでいままで見たことのある、超人的なスピードクライミングが彼だったのだと気づくには時間がかからなかった。本書の中では、ベースジャンプにより命を落とすクライミング仲間が多く登場しているが、著者には岩から落ちて欲しくなく、これからも登り続けてほしいと願う。2018/02/21

vonnel_g

4
世界トップレベルのフリークライマーの生い立ちと過酷な活動の記録。登山に興味はないが山に登る人の話は面白いのでつい読んでしまう。命に関わるような危機がさらっと書かれていて、その何気なさ、気負わなさに驚かされる。遠征の際の環境負荷を心配するクライマーってほかではあんまり読んだことないな。こういうところに人柄が表れていて面白い。文中「MERU」の監督ジミー・チンが登場するということは、あの映画にこの人も出てたのかもしれないな。2017/09/08

NABA

3
アレックス・オノルドの人物を赤裸々に描いてあり、読み始めは、一体どんな人なんだ?と思っていたが、決して明るくはないが真摯に自分に向き合おうとする彼の青春とその時々の感情に共感させられた。 また、「フリーソロの成否は、事前の準備に尽きる、と言ったのはそういう事だ。これから準備が万端だったかハッキリする」という言葉に、フリーソロの認識が変わった気がする。 2016/12/25

Hisatomi Maria Gratia Yuki

2
登攀のハードさが手に取るようにわかるように書いてあるので、怖くて一日に30〜60ページくらいしか読めず、わたしにしてはかなり日にちをかけての読了。とはいえ読後はさわやかな気持ちで、花粉症の時期なのに近郊の山にハイキングでもしに行きたくなる。役者あとがきの「最後に、本書の出版を最も心待ちにしてくれていた亡き谷口けい氏のもとまで本書が届くことを、心から願ってやまない。」の言葉には涙ぐんでしまったが。2020/03/03

HAL

2
落ちたら死ぬ。降りれなかったら死ぬ。フリーソロやその他の偉業を成し遂げたアレックスオノルドの話。 それだけの冒険に彼を向かわせる渇望と、それを成し遂げる自信と冷静さ。 私とほとんど同年代とは思えない世界。2016/04/19

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