現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた―マタギ村・山熊田の四季

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現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた―マタギ村・山熊田の四季

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635330800
  • NDC分類 382.141
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「アートなんてやっていていいのか」
3.11以来、自分の活動に行き詰まりを感じていた現代美術家が、ひょんなことからマタギの村へ。
濃密な自然と濃厚な人間関係にほだされ、いつのまにかマタギ頭に嫁いでいたその日々をしなやかな文章で綴り、多くの人に勇気を与える傑作移住日記の誕生!

内容説明

現代アート作家が山と熊と田しかない「山熊田」の自然と文化に魅かれて移住を決意し、マタギと結婚。羽越しな布の復活に向けて奮闘する。新潟県最北部のマタギ村「山熊田」の四季を綴る、令和の傑作移住日記。

目次

1章 夏(やさしくない薪割りと、優しい村の人々;ベンチがゆとりを生むかと思ったが ほか)
2章 秋(わかりにくいグルメ;伝統野菜の赤カブ ほか)
3章 冬(冬の仕事と時代の流れ;前向きな姿勢で雪を迎えるのは難しい ほか)
4章 春(山と同調する人々;伸びしろたっぷり ほか)
特別原稿 再び鳴り始めた村の心音

著者等紹介

大滝ジュンコ[オオタキジュンコ]
1977年埼玉県坂戸市生まれ。東北芸術工科大学工芸コースを卒業し、同大学院実験芸術領域(現複合芸術領域)修了。その後、現代アート作家として国内外で活動しつつ、長崎県波佐見町ギャラリー「モンネポルト」代表、富山県氷見市アートNPO「ヒミング」アートマネージャーとして芸術振興に従事。山形新聞、長崎新聞、月刊望星などでも連載をもつ。2014年、友人の誘いで山熊田のマタギとの飲み会に参加。濃厚な自然と濃密な文化に衝撃を受けて移住を決意し、2015年の春から村上市地域おこし協力隊(任務:旧中俣村の課題解決)に参加し、山熊田に嫁ぐ。その後、しな布作家として個人工房を設立。2022年2023年全国伝統工芸品公募展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ワッピー

38
現代アート作家が縁あって、樹皮から作る古代布・羽越しな布の保存に関わり、マタギ生活の残る山熊田村に移住した生活誌。マタギの嫁になった経緯はさらっと流されているが、伝統的な生活形式、焼き畑と狩猟生活で得られる四季折々の山の幸の豊かさとともに、また断熱性の低い住居や高齢化による限界集落化、そして虫との壮絶な戦いも描かれている。古代布を作る工程の大変さもさることながら、熊汁を作るにしても多くの材料とまわりの助けが不可欠な共同体の暮らしの良さと大変さがわかります。香り高い野生のマイタケに憧れ。山好きにおススメ!2025/01/31

to boy

23
これはなかなか面白い一冊。日本三大原始布の一つ羽越しな布の貴重な継承者となった著者のなんとも痛快な人生。たまたま誘われたマタギとの飲み会を契機に新潟県最北部の寒村に嫁ぐ。18軒37人の小さな村。まるで明治時代に戻ったかのような暮らしと風習に戸惑いながらも前向きに受け入れていく姿勢が素晴らしい。山菜取り、薪割り、雪対策、そして頻繁に行われる男たちの宴会の支度。普通の人だったら逃げ出したくなるような生活を怪しげつつ楽しむ人柄が良かった。2024/04/12

tetsubun1000mg

18
現代アート作家として活動していた筆者がマタギとの飲み会に誘われて出かけた先が「山熊田」。 新潟県最北部にある村上市の山熊田という18軒37名の、いわゆる限界集落。 マタギが熊を狩り、日本三台古代布と言われる樹皮製の「羽越しな布」を作る人々が住む。 読みやすい文章で、次第に引き込まれていく。 山形新聞や長崎新聞に連載を持っているそうなので慣れているのだろうか。 マタギの生活や「しな布」の存在を知り織機を組み立てて織り方を習っていき再生の方法を探っていく過程がイキイキとして面白い。 出版はなるほどのヤマケイ。2024/04/30

kaida6213

8
読みにくい箇所もあるが、現代美術から(もっと前野美術に触れるところから)マタギのシナ布にいきつくまでのストーリーは興味深かった。2024/06/29

etoman

8
埼玉で生まれ育った現代アート作家が山奥のマタギの家に嫁にいくというシチュエーションだけでも面白いことになるだろうというのは想像できるのだが、それに輪を加えて、著者の文章力が抜きんでて素晴らしい。 熊狩りだけ女性が参加できないという風習についても、女性差別だと言うのではなく女性を守ろうという視点を語るなど、土地の文化に対する公平で冷静な視線も読んでいて気持ちが良い。また、地方の伝統産業が育たない問題について理解ができたのも収穫。ぜひ続編を読みたい。2024/05/29

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