内容説明
山と登山にまつわる怪現象・不思議・謎・奇跡・魔の山・神秘と伝説・怪談・怪物など、定番的な山のエピソードを紹介。山の不可思議読本!
目次
第1章 奇妙な現象(山の怪現象;山の不思議;山の謎;山の奇跡)
第2章 恐怖と神秘(魔の山;神秘と伝説の山)
第3章 伝説と怪談(山の伝説伝承;山の怪談)
第4章 謎の生きもの(山の怪物;謎の雪男;絶滅動物の謎)
著者等紹介
上村信太郎[カミムラシンタロウ]
1945年、群馬県に生まれる。78年カナダロッキー、79年ノルウェー・ロムスダール渓谷、85年ギアナ高地・ロライマ山などで初登攀に成功。82年ガルワール、ヒマラヤ遠征など海外登山多数。いわひばりアルパイン・クラブ創立。日本山岳会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
84
次男のオススメ本。山を巡る不思議、怪異。何とも落ち着かない奇異な気分におそわれたのが大雪山で見つかったという、縦5メートル横3メートルにわたる「SOS」の文字。遭難者の氏名は明らかになっているが、一緒に見つかったテープの音声の不自然さ、こんな大きなシラカバの枯木を組み立てられて何故「身動きがとれない」のか添付の「SOS」の文字にどうも、ざわざわした心地になる。2016/08/20
p.ntsk
52
山に纏わる事件、事故、怪現象、未確認動物などについて様々な話が紹介されています。ひとつひとつのエピソードは短いので読みやすかったです。それにしても説明のつかないなんとも不思議なお話が数々あるものだなと思いました。文明が発達したとはいえ山は人間にとって依然として圧倒的な大自然。いろんなことを明らかにしたいという好奇心はおさまらない反面、ロマンとしてこういうものが残っていってほしいなとも思います。2016/09/04
HANA
52
怪談というよりは奇談という印象。リングワンダリングや多数の人の命を飲み込む難易度の高い山といった実話から、サスカッチ、イエティといったUMA。そして怪談から絶滅した動物と、取り扱う範囲は極めて広い。なんとなく全体から昭和的オカルトの香りが漂うと感じていたらやはり復刊でした。読みながらこういった類の本を貪り読んだ時期があった事を懐かしく思い出してしまう。リングワンダリングもアンデスの聖餐もUMAも、こういった本で教えられたんだよなあ。今は過ぎ去ってしまったあの時代の事を思い出しつつ、懐かしく読めた。2015/10/29
澤水月
32
大好評『山の怪談』的実話や遠野物語でない。91年本のリライト。初◯山登頂は?日本オオカミなどロマン系、雪男とかUMA系…チベット、ネパールの高山に欧米中心に如何に挑み悲惨な雪崩で…とか、登頂したら足跡が!て話続くのが“先進国”視点でヤ。食人族やグリーンインフェルノ的、後から来た外人が聖なる山を崇め守る人々を土人扱い。元住民が最初では?てかシェルパ一番英雄では?と思うのは意地悪か…。同じ版元のアルプスの山賊・怪談本にはサンカ?あり得ない駿足の山賊(まつろわぬ民の末裔?)の生態が生き生き、その類な気も2015/10/19
サトシ@朝練ファイト
27
足音が聞こえる、テントの外を見ても誰もいない、また聞こえる、慎重に見渡しても誰もいない2016/09/10