内容説明
気候危機に関して一番よく聞かれる質問は、「私は何をすべき?」です。どうすれば、ある人や組織が、気候緊急事態に対して最短の時間で最大の影響をもたらせるのでしょう?たいていの人が何をすればいいかわかっていませんし、あるいは自分にできることなんてたかが知れていると思っているかもしれません。でも、私たちは違うふうに考えます。気候変動を逆転させるための私たちのアプローチは、ほかで出されている提案とは異なります。私たちは、「再生」という考えに基づいています。再生は、世界を生き返らせるだけでなく、私たち一人ひとりを生き返らせることでもあるのです。再生は、意味と目的があります。信念と優しさを表します。想像力と創造性を伴います。インクルーシヴで、人を引きつけ、寛大です。そして誰もが行なえることなのです。
目次
海洋
森林
野生生物
土地
人々
都市
食
エネルギー
産業
行動+つながり
著者等紹介
ホーケン,ポール[ホーケン,ポール] [Hawken,Paul]
起業家、作家、活動家であり、環境の持続可能性とビジネスと環境の関係を変えることに人生を捧げている。環境保護活動に関する企業改革の先駆者。環境に配慮したビジネスを成功させ、経済活動が生態系に与える影響について執筆活動を行ない、経済発展、産業エコロジー、環境政策について各国の首脳やCEOにコンサルティングを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
10
地球のQOLを上げる本。 死の瞬間やその時の後悔を意識するのと同様に、地球の将来を思い長期的な視点で行動する重要性に気付ける。都市・エネルギー・産業の分野に焦点を当て、持続可能な社会構築のための具体的な行動指針を提供している。特に、地域で完結する食材調達、再生可能エネルギーの利用、実質的な二酸化炭素排出量をゼロにする努力が推奨されており、これらの実践を通じて持続可能な生活の重要性とその方法を学べる。読者はこれをもとに、よりよい未来を築くための実用的なヒントを得ることができるだろう。2024/05/16
Hiroo Shimoda
4
「ドローダウン」と重複あり2022/06/18
Go Extreme
1
海洋:海洋保護区 海中植林 マングローブ 森林:プロフォレステーション 亜寒帯林 熱帯林 野生生物:栄養カスケード 放牧生態学 野生生物の回廊 土地:環境再生型農業 有畜農業 劣化した土地の回復 人々:千十便 農場としての森林 女性と食べ物 都市:ネット・ゼロ都市 建物 都市農業 食:何も無駄にしない 主に植物を食べる ローカル化 エネルギー:風力 ソーラー 電気自動車 産業:巨大フードビジネス ヘルスケア産業 金融業 行動+つながり:パンチリスト 暗いメート・アクション・システムズ ネクサス 2022/05/07
K.K
0
・気候変動と個人のギャップを埋めるのは、生物の基本的な仕組み「再生」である。 ・「炭素を減らす/地球を救う」ではなく「再生する」なら個人レベルに落とし込める。自分の存在と結びつく基本構造だから。 ・生物界に共感を伴ったストーリーテリング力の復興が求められる。2023/12/24
カン
0
再エネが重要、写真と解説が分かりやすかった、文章は400ページとボリュームがあ。読み飛ばして進めた2023/04/23