内容説明
キャビアはなんの卵?黄身が二つある卵からは双児がうまれる?世界最大の鳥、エピオルニスの卵は直径何センチ?サメの卵ってどんなの?恐竜、始祖鳥、シーラカンスのうち、卵を生まないのは?ゲッチョ先生とスコーレの生徒たちが繰り広げる、約百種類の卵をめぐる探検記。
目次
第1章 ダチョウの卵をゆでてみた―卵をめぐるエピソード
第2章 双子のヒヨコは生まれるか?―鳥の卵
第3章 キャビア一粒のお値段は?―魚の卵
第4章 マムシの卵は黄身ばかり―両生類・ハ虫類の卵
第5章 カマキリの卵っておいしいの?―昆虫の卵
第6章 世界最大の卵を産む鳥―エピオルニスの卵
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年千葉県生まれ。大学卒業後、埼玉県飯能市にある自由の森学園の理科教師を15年間勤める。生徒から呼ばれたあだ名「ゲッチョ」はカマキリのこと。現在は沖縄に移り住み、NPO学校の教員、大学教員、イラストレーター、作家と活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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バニラ風味
12
卵と言えば、ニワトリ。さて、卵の中の、どこの部分がヒナになるでしょうか?覚えていますか?卵を割ったら、黄身が二個出てきた経験は?もし、二子卵が有精卵だったら、双子が生まれるのでしょうか?という疑問は、まだまだ序の口。卵の話題は、だんだんエスカレートして、キャビア、カエルの卵、カマキリなどに!意外なことに、カマキリとあの…にっくき昆虫Gは近しい仲間だとか。イラストも素晴らしい!気持ち悪いからダメ?いやいや、何事も知ると、深く知りたくなるものです。 2014/08/14
ヒナコ
2
卵をテーマに、鳥類・爬虫類・両生類・魚類と様々な種が紹介されている。 ヒトを含めた哺乳類は胎生によって次の世代を再生産しているが、他の種では卵生がメインである。しかし、種によって殻の硬さや白身/黄身の割合やメスが産卵する数まで、様々に違う。 著者によると、一概に胎生が優れているとは言えないらしい。というのは、蛇やトカゲなどの一部の爬虫類は、卵生から胎生に進化した共通の祖先をもち、それがもう一度卵生になっているという進化の歴史もあるからだそうだ。→2020/06/05
ケイ
1
カエルの卵の話とかサメの胎生の話とか、知ってると思い込んでたことが間違いだったり、不十分だったことに気づいた。 卵というテーマでもいろいろな観点があるもんだなー。2012/02/19
tall_hemlock
0
×××(敢えて伏せる)の卵の泡を口にしたところで「ふおおおおお!?」って動揺しましたが何事もなくて良かったです…恐ろしいことをする先生だ…。 様々な生き物の「卵」をとっかかりにして色々考えていくのが楽しい。ずっと気になっていた身近な卵鞘(物干しスタンドに残されていた)が多分カマキリ系の何かだと言うことがわかったのもよかったです。2014/12/30
auchida0507
0
卵のどこがひよこになるのか?確かに考えたことは無かったし、聞かれてもわからない。卵の数とかも改めて聞くと知らないことばかりだった。なぜって考えることを時々してみないといけないかもしれない。2023/08/15