内容説明
明治、大正、昭和。街の顔が見えてくる。休日の午後、旅先の半日。昔の日本へタイムトリップ。
目次
札幌
小樽
旭川
函館
弘前
盛岡
山形
仙台―東北大学・東北学院大学エリア
桐生
川越〔ほか〕
著者等紹介
小林泰彦[コバヤシヤスヒコ]
画家、イラストレーター。1935年、東京生まれ。社会風俗、旅、登山やハイキングなどのイラストレーションを中心に制作活動をするほか、小説の挿絵、本の装丁、絵と文によるレポートや紀行の仕事も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
56
これはすごい!手書き地図とイラストで日本各地に残る建築物を見て歩くガイドブックに仕上がっている。明治期の建物がそのまま利用されていたり、見ているだけでワクワク。かつて自分が言った町、住んだ町もあるが馬齢を重ねた今日、若き日を思い出しながら、こんな解説付きの本を持ってもう一度歩いてみたいな。この本を読んでいる(眺めていると)、街並みそのものが博物館に見えてくる。2021/10/20
石油監査人
30
著者は、イラストレーターで画家。作家の小林信彦の実弟。この本では、日本各地の明治・大正・昭和期の名建築をエリア毎に散歩形式で紹介しています。建築物のイラストや解説、手書きの地図も掲載されているので旅行時に携帯すると便利だと思います。イラストで楽しいのは、旧開智学校などの明治期に見よう見まねで作られた擬洋風建築。一方、小樽や桐生などの産業遺産的な建築群は、学問的な興味から実際に訪問して見学したくなります。民間所有の古い建築物が多く、取り壊される可能性もあるので、気になる建物は早く見に行った方が良さそうです。2025/12/03
ぽけっとももんが
8
敬愛する小林信彦氏の弟さんであるところの泰彦氏。オヨヨ大統領シリーズの表紙のイメージが強いのだけど、地図や建物はまた印象が違ってもちろんとても感じがいい。まったく地の利のないところは何が何やらさっぱりだけれども、行ったことあるところやいつか見てみたいところ、あれこれ思いながら読みました。図書館の返却が迫っているのでちょっと突貫。2024/05/25
sito
6
建築物を見ながら散策するルートが書いてある。個人的には、川越が参考になった。戦災やオリンピックがなかったので大正から昭和初期の「ありし日の日本」がたくさんある川越。2022/12/04
あかね
6
各地の明治期に建てられた擬洋風建築を中心に、地図上を散歩するような気分で紹介する。 行ったことのある、知っている土地のものは情景が浮かぶようによくわかるし、知らない土地のものも想像に遊べる。 著者は建築の専門家ではないそうなので、知識が無い人にもわかりやすく、また有名な建築家の名前も挙げて紹介してくれる。この本でまた木になる建築家が増えた。2020/02/02




