目次
東北の民、葛根田川をさまよう―東北雫石川支流葛根田川
これまでの渓―山岳会設立と活動
隣の山男
渓めぐり、その軌跡―私たちの愛した奥利根、川内・下田山塊、南会津
野イチゴの渓から丸山岳へ―南会津黒谷川支流大幽東ノ沢
消えゆく室谷越をたどり、磐梯山へ―川内山塊早出川支流今早出沢
秋の深まる遡行の行方―奥利根宝川本流ナルミズ沢
ぼくの師匠
著者等紹介
高桑信一[タカクワシンイチ]
1949年、秋田県生まれ。NTT勤務を経て2002年に退職。「ろうまん山房」を設立してフリーランスに。ライター、カメラマン、渓流ガイドとして活動する。奥利根をはじめ、川内・下田山塊、南会津などの不遇な山域に精通するかたわら、消えゆく古道や山里の暮らしを取材し、雑誌等に発表。浦和浪漫山岳会OB会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つちのこ
30
私が社会人山岳会で登山に明け暮れていた2000年代初め、沢登りを通じて交流があった著者の新刊。奥利根、南会津、川内、下田山塊といった登山では不遇だが、沢登りでは魅力のある山域の遡行記録を軸に、著者が立ち上げた浦和浪漫山岳会時代の思い出や仲間たちとの交流を語っている。すでに古希を超えたが、現役で山行をこなすバイタリティと沢への思い、それを包含する歴史や民俗、風土への飽くなき探求心はいささかも衰えていない。今更であるが、山旅の情景を紡ぐように表現する味のある文章は、山岳ライターとして稀有な存在だと思う。2023/06/07
Daisuke Yagi
0
地図や遡行図、写真も凄いが、文章が秀逸で、かつ、笑える😆 高桑さんの表現力が魅力です(^^)2023/06/11