運命の雪稜―高峰に逝った友へのレクイエム

運命の雪稜―高峰に逝った友へのレクイエム

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635171502
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

内容説明

山男たちの生きざまを描いた鎮魂の書。

目次

第1章 不条理の頂上台座―ナンガ・パルバット
第2章 地獄谷からの生還―大山
第3章 悔恨のヒドンクレバス―トゥインズ
第4章 冬富士・突風の脅威―富士山
第5章 ヒマラヤの悪夢―ネパール・トレッキング
第6章 悪夢―ネパール側エベレスト
第7章 解離と暗示―ウルタル2峰
第8章 非常の八五八六メートル―カンチェンジュンガ
終章 「定向進化」と登山家の死―本多勝一氏に聞く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

65
2016年134冊め。8000メートル級の話がほとんどであり、自分とはあまりに遠いなと感じながら読了。『山と渓谷』の編集長の著作だけに、当事者や関係者へのインタビューがよく盛り込まれている。2016/02/28

らぴ

5
山と渓谷の編集長が綴った、山で亡くなった登山家たちのエピソード集。エベレストでの遭難で亡くなった難波康子さんのご主人のエピソードは初めて知り、そして彼女がエベレストに登りたいという気持ちよりも帰りたいという気持ちで挑んでいたことなども、この本で初めて知った。非常に興味深い逸話が多かった。2010/12/13

TORUMA

1
数千メートルの高峰は それ自体が死の世界である。何も危険が無なさそうなところでも突然に死ねる。登頂欲求は判断力を奪い、遠征慣れは危険感知能力の低下を生む。もはや惰性登山、ノルマ登山という状態になってしまったら、せめて高峰からは引退したほうがいいんじゃね… という ありがたい廃業のすすめを示唆している。しかし、アルピニズム登山を自身のライフワークと位置づけている人間に、そのような自己認識、診断ができるかとなると、これは容易ではないだろう。2020/04/06

yamakujira

1
山での遭難事故を追った8編のルポ。山の怖さはともかく、遭難事故からせっかく生還した者が、ふたたび遭難して命を落としてしまう運命にぞっとする。 (★★★★☆)

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