目次
山の本への招待 前書に代えて
山で読む本 シェークスピアに始まって
深田久弥さんのこと、本のこと
北壁は聖都への途
低山歩き・金言集
楽しからずや極地探検の本
辻村伊助 爽やかな青春のアルプス
立体の山を立体に見る
ときには、山を舞台の劇映画を
辛口の登山家H・W・ティルマン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ターさん
1
田部重治や木暮理太郎が最初から登場する。全体を通して『山書』は古い著作ばかりである。もちろん、服部文祥も角幡唯介も登場しない。あの植村直己でさえも---。著者の横山さんはいったいどんな人なのか、と思ってしまう。しかし、若い時には山でハメットやチャンドラーを読んでいたそうだ。ボブ・ラングレーの『北壁の死闘』がお気に入りというのは、同じ臭いを感じた。面白い話を一つ発見。「同じ内容でも『山と溪谷』にはくだけて書け『岳人』には小難しく理屈っぽく書け」と。今や両誌の違いは、表紙のスタイルと厚さだけのような気がする。2021/09/09
きなこ
0
少し古いけどとても良い本。手元に置いておきたい。2016/09/02