内容説明
1978年秋、ダウラの頂きに立った山田昇は、カンチェンジュンガ、ローツェ、エベレスト、K2、マナスル、アンナプルナ、チョモランマ、シシャパンマ、チョー・オユーと8000メートル峰を次々と制覇、目標の14座登頂まであと一歩。そんな矢先の1989年冬、マッキンリーで還らぬ人となった。巨峰に挑んだ男たちのドラマ。
目次
ヒマラヤをめざした群馬岳連
別れと出会い
君はカンチ、俺はヤルン
ダウラギリ山群への執着
8000メートルの似合う男
ザイル仲間の死
山からの便り
冬期五大陸“最高峰”
マッキンリーに死す
安らかに眠れ、我が友よ