内容説明
１９６７年マッターホルン北壁の冬期第３登に成功した小西はこの輝かしい記録をひっさげて、エベレスト、グランドジョラス、ジャヌー、チョゴリと数々の難峰を攀じった。本書は著者が３０年にわたる登攀歴の中でそれぞれの時代に、それぞれの山であの日、あの時、あの瞬間―ザイルを結び合い生と死の狭間をくぐり抜けた１０人の仲間たちを語る。
目次
佐藤久一郎
星野隆男
パウラ・ビーナー
小川信之
植村直己
田辺寿
今野和義
吉野寛・禿博信
小西郁子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
2
1984年頃、単行本で読了。山に逝った山学同志会の仲間たちの回想録。今野氏や小川氏は当時を代表する名クライマーで、山を始めたばかりの私も、山岳雑誌でその同行を見ていた。今となっては著者を始め、多くのクライマーが山に逝ってしまったことは寂しい限りである。
hsmtmtr
1
紹介されたザイル仲間のうち半分、5人が山で死んでいる(発行当時)。さらに著者もその後マナスル登頂後消息を絶つ。山は危険なところやでぇ。。。2013/04/17
