内容説明
国内で発生した雪崩事故を網羅した、これまでにない事例集。登山者、スキーヤー、スノーボーダー必携の一冊!
目次
第1部 山岳域での雪崩(ストームスラブ;ウインドスラブ;持続型スラブ;ディープスラブ;そのほかの雪崩)
第2部 山岳域以外での雪崩(志賀高原前山スキー場;栂池高原スキー場;そのほかの雪崩リスト)
付録
著者等紹介
出川あずさ[デガワアズサ]
1961年、横浜生まれ。1993年から断続的に国内外の雪崩専門機関や教育の現場を視察し、2000年に日本雪崩ネットワークを設立。日本の現場に国際水準の雪崩プログラムを導入しつつ、事故調査やリソースの提供、日本に適した形の雪崩情報など、ガイドなどプロを含めた山岳ユーザーへの雪崩リスク軽減活動を進める。公益社団法人日本山岳ガイド協会の雪崩部門におけるガイド養成指導者およびICAR委員会委員。日本雪崩捜索救助協議会理事。特定非営利法人日本雪崩ネットワーク理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エノコログサ
2
30年分の雪崩死亡事故を中心に詳細分析した研究事例集。読後に規模2とか3の雪崩動画を見ると、これは絶対助からんわ…と思ってしまう。雪山素人でも、規模感が分かりやすく読めた。大事なのは経験よりもその時の地形と気候とグループワーク(ルートの取り方、メンバーの間隔、待機場所)そしてビーコンの所持!全員が流されたら死亡リスクが増大する。雪崩リスク0は無理だから、私は一生スキー場でいい。でも雪山行く人のどの程度がこういう本を読むんだろうね。YAMAPやSNSばかり参考にすると本当に死んじゃうから、読んでほしいな。2025/09/23
Kudo Atsushi
2
雪崩は難しく書物では無理と思っていたが、事例を次々に読むと、いつどこでも起こり得る怖いものであることだけは理解できた。2025/02/25