内容説明
2009年7月16日、大雪山系・トムラウシ山で18人のツアー登山者のうち8人が死亡するという夏山史上最悪の遭難事故が起きた。暴風雨に打たれ、力尽きて次々と倒れていく登山者、統制がとれず必死の下山を試みる登山者で、現場は衆らの様相を呈していた。1年の時を経て、同行ガイドの1人が初めて証言。真夏でも発症する低体温症の恐怖が明らかにされ、世間を騒然とさせたトムラウシ山遭難の真相に迫る。
目次
第1章 大量遭難
第2章 証言
第3章 気象遭難
第4章 低体温症
第5章 運動生理学
第6章 ツアー登山
著者等紹介
羽根田治[ハネダオサム]
1961年、埼玉県生まれ。フリーライター。山岳遭難をはじめ、登山技術、自然、沖縄、人物などをテーマに執筆活動を続ける
飯田肇[イイダハジメ]
1955年、茨城県生まれ。名古屋大学大学院修了。富山県立山カルデラ砂防博物館学芸課長。立山山域の積雪雪渓調査、ヒマラヤ氷河調査などを主に行なう。日本山岳会によるカンチ登山隊などの学術隊員。日本山岳会、日本雪氷学会会員
金田正樹[カネダマサキ]
1946年、秋田県生まれ。整形外科医師。登山は高校時代からはじめ、ヒマラヤ登山の経験もある。海外の災害援助の経験も多く、イラク戦争などの医療支援に従事
山本正嘉[ヤマモトマサヨシ]
1957年、神奈川県生まれ。東京大学卒。教育学博士。登山の運動生理学の研究をライフワークとする。在学中はスキー山岳部に所属。シヴリン峰北稜の初登攀、チョ・オユー無酸素登頂など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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