内容説明
50の重要な法則・原理を科学者たちが楽しく解説!発見までのきっかけと科学者たちのストーリー。法則・原理を大づかみしてから、詳しい解説で理解。身近に見られる事例で実感。物理法則と原理が、3ステップでしっかり理解できる。
目次
力とエネルギーの章―モノはどうやって動くのか?
電磁気の章―見えない電気で満ちている
波の章―あらゆるものが伝わるしくみ
流体の章―気体や液体はどう動くのか?
熱の章―熱はどうやって生じるか?
ミクロの章―時間と空間を成り立たせる
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
1949年生まれ。東京大学教育学部附属中・高等学校(現:東京大学教育学部附属中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学生命科学部環境応用化学科教授、法政大学教職課程センター教授などを歴任。東京大学講師。中学校理科教科書(新しい科学)編集委員。専門は理科教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようへい
11
生物好き物理苦手な私でも分かり易く説明された原理を一つ一つ積み重ねていけば、大概の事は理解してしまうのではないだろうか、と思い至り、その実証の為に物理の世界へと足を踏み入れた。結果は推して知るべし。ただ、面白いような気がしてきましたので、他にも物理関係の本に手を伸ばしていきたいところです。かつて減価償却の考え方が何かモヤモヤしていまいち理解できなかったことがありましたが、似たような感じでエントロピーの考え方がどうもすっきりしない。2021/07/26
びぎR
5
イラストと図解を駆使して物理学の重要な法則・原理を解説する。高校で勉強するような項目を網羅する感じでなかなかのボリューム(327ページ)。ちゃんと数式も載っているので割と実用的。私は学生のころ物理は割りとまじめに勉強したのでだいたいは知っていることが書いてあったが、まとめて復習するにはいい感じだった。ただし、昔からよくわかっていない流体力学や熱力学の項目はやっぱりよくわからなかった(^^;)2022/07/30
マイアミ
5
★★★ 生物学は環境によって変わる。地球外生命体が二重螺旋のDNAを持っているかはわからない。一方で物理学の理論はこの宇宙の中では不変である。そんなこんなで物理学に興味が湧いてきていたので足りない知識を埋めてくれると期待して手に取った本。ニュートンからアインシュタインまで幅広く物理学の基本的な定義について説明されていた。飲み込めたものもあるが、それ以上に飲み込めないものも多く、本当に理解するには実践する必要があると思った。結局学校でやる授業のように計算して問題を解かないことには定着しないのだろう。2021/02/06
ケンサン
2
高校で習って以来、ご無沙汰だった物理学が、日常でどのように活用されているのか?改めて、身近な分野で応用されていることを知った。古代ギリシアのアルキメデス~最初の転換点を巻き起こしたと言われるニュートンの登場、そしてニュートンの宇宙観を否定した量子論の登場。その推進者たち、プランク、アインシュタイン、ボーア、ハイデルベルク等々とのこと…専門家でも何でもないけど、天才物理学者たちの偉業に何か関心を唆られる。この著書だけでも登場人物は盛りだくさんで理解も容易でないが、他の著書を当たり少しでも理解を深めたい。2022/03/12
たこ
2
予想以上にしっかり科学で読み応え抜群。理論のところはぼんやりでも、何に役立ってるかの話しだけで十分楽しめる。2021/05/02