私はヤギになりたい―ヤギ飼い十二カ月

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私はヤギになりたい―ヤギ飼い十二カ月

  • 内澤 旬子【著】
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  • 山と渓谷社(2024/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635064019
  • NDC分類 645.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

“これが、幸せの形”ってやつかもしれない

万華鏡のように繁る植物をかき分け、今日もヤギとともに美味しい草を追う。
酷暑と虫との格闘、迫る体力の限界。

前代未聞のヤギ飼いイラストルポ!


春になれば、柔らかく美味しそうな草の芽吹きに熱視線を送り、夏は、酷暑と虫と格闘しながら、茂り過ぎた草の海を刈りまわり、秋には、ヤギたちの大発情祭りを横目に冬に向けて干し草を作り、冬は、チェーンソーで常緑樹の剪定枝を伐り集めつつ、ヤギと春を待つ――。

旬を外して草をもっていくと「なぜこんな季節外れなものを?」と呆れられ、一度地面に落ちた草は「それ床に落ちたものでしょ?」とそっぽを向かれる。
草の山の間を頭突きをかまし合いながら食べ歩く騒然!
頭突き食事会のようす。病気、発情、ヤギ同士の関係性にも気を配り…。
マイペースなヤギたちとの幸福な日々を綴る、前代未聞のイラストルポ!

「ヤギたちの世話をしているおかげで、私は多くの名もなき草と出会い、若芽を出してから枯れしぼみ次の草の間に沈んでゆくまでを見届けてきた。雑草とひとからげに呼ばれ、人間からは嫌われ刈り捨てられるはずの草たちを、あんなに美味しそうに食べ、楽しく生きる糧としてしまうなんて、本当に素晴らしい動物だ。」(本文より)

内容説明

前代未聞のヤギ飼い。これが、幸せの形ってやつかもしれない!?今日もヤギとともに美味しい草を追う。酷暑と虫との格闘、迫る体力の限界。イラストルポ。

目次

四月 卯月嬉しや 待望のご馳走を刈り取る
五月 皐月あおめき 浮かれて〓め呑め 若葉は甘露
六月 緑深まり 葉も茎も大きく硬く 虫育ち駆け抜ける水無月 梅雨は干草
七月 豪雨にも 耐えて文月 カヨパレス 苧麻刈り取り かたつむり転々
八月 繁る葉の月酷暑でも ヤギの食欲衰えず〓み引く蔓
九月 長月ながく 酷暑終わらず夏枯れのあと 芽吹き花咲きまるで春
十月 蔓は乾せ 亥の月眺め 霜の降るまで 鎌を振りつつ 草暦を読む
十一月 山眺め 色づき落ちゆく 葉に焦り 霜降る日まで 刈り回れ
十二月 食べ尽くせ 小春の草々 霜降るまでの 美味や愛おし
一月 霜枯れて 草がなくても 大丈夫 山の照葉があると 山羊啼く
二月 はやばやと 吹き出す 芽のうま味 ヤギのみぞ知る 如月
三月 弥生よい月 若葉に新芽 〓めば立つ音に耳澄ます
付章 目を凝らし 耳を澄ませる 十六夜 照る月 笑むヤギ 潜むイノシシ

著者等紹介

内澤旬子[ウチザワジュンコ]
1967年、神奈川県生まれ。文筆家、イラストレーター、獣肉処理販売業。『身体のいいなり』で第27回講談社エッセイ賞受賞。2014年に小豆島に移住し、現在は、ヤギのカヨ、茶太郎、銀角、玉太郎とイノシシのゴン子、ネコの寅雄とともに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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pohcho

55
前作「カヨと私」と少し重なる部分があったが、大丈夫かな?と心配になるようなところのあった前作に比べ、落ち着いた語り口で安心して楽しめた。ヤギの家族の絆、特に同腹の兄弟は絆がとても強いのだそう。賢くて愛情深い動物なんだね。優しい雰囲気のイラストに心和む。カヨミルクプリンや干し柿など、食べものもとても美味しそうだった(小豆島は果物が豊富。枇杷に李に無花果。大好きなものばかりで行ってみたくなった)あとがきの雫ちゃんの話はおつらかったと思うが、内澤さんとヤギたちにはいつまでも幸せに暮らしてほしい。2024/10/28

nonpono

50
Xでロバのスウコーと旅する高田晃太郎さんの連載が好きで、スウコーを預かったのが本書の内澤さんの小豆島のヤギがいる家だった。内澤さんは小豆島に移住し、まずヤギのカヨを草を食べてくれるならと飼う。そして今やヤギは5頭に。動物を愛でることはたやすいが、いざ飼うとはまた違う。ヤギを通して知る雑草の世界。わたしも雑草にこんなに名前があるなんてその豊穣さに驚く。発情期や去勢など生きるには避けられないこともある。感染症も大変だ。だけど畑を耕し、ヤギと暮らす、どこか羨ましい世界の中に内澤さんは静かに確かに佇んでいた。2025/05/02

tetsubun1000mg

31
定期購読している「本の雑誌」にコーナーを持っており、最近はヤギ舎造りや維持で電気工具の使い方を紹介している。 ヤギとの生活は小豆島移住から書かれていたのだが、今では5頭も飼っているだとか。 ヤギ5頭の性格の違いや日々の餌である数々の野草や木の葉など、名前だけでは分からないのだが、内澤さん本職の丁寧なイラストによりなんとなく「ああ、あれかな」と想像している。 ヤギミルクもとっていないようだが、5頭との生活に日々振り回されながら充実しているみたい。 最後にヤギ飼いをしてみたい人に向けてのアドバイスは良かった。2024/12/25

Toshi

25
「カヨとわたし」の続編。前作ではオロオロしていた著者ですが(読む方もハラハラしました)、本作ではカヨを筆頭に5頭のヤギの堂々たるオーナー(下僕?)として、日々ヤギが好きな草や枝木集めに島中を奔走します。読む方も安心してヤギの可愛さに浸れます。文章とイラストのコンビネーションも抜群です。副題は「ヤギ飼い12ヵ月」となっていますが、対象はヤギが好む四季の植物に限定されているので、とてもマイクロな歳時記となっています。2024/10/14

23
小豆島で5頭のヤギを生きる内澤さんのルポ本。カヨと私は既読。ヤギの性欲や繁殖欲とも向き合う。ヤギ除草といっても、生きものなんだからそんな人間の思い通りになってくれるはずもない。烏野豌豆とか栴檀草とか草木の名前が漢字で書かれてルビがふられてるのがなんだかとてもよかったなあ。隣の耕作放置地からウチに雑草や雑木が押し寄せまくってるのが悩みの種なので、チェーンソーや草刈り払い機について書かれてるのもよかった。そろそろ導入すべきだろうか。2024/09/22

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