根も葉もある植物のはなし―その多様なすがた・かたちについて

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根も葉もある植物のはなし―その多様なすがた・かたちについて

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635063715
  • NDC分類 477
  • Cコード C0045

出版社内容情報

散歩の途中で見かける身近な植物から、植物園や旅先で遭遇した珍奇植物まで。
ようこそ、知られざる植物の世界へ!
ベストセラー『スキマの植物図鑑』(中公新書)の著者、待望の最新刊!

表裏のない葉はなぜ存在する?「どっちもどっち」
碧い花を咲かせる葉のない新種「碧い花の新種」
ミョウガの花は美しい「透き通る」
花の装いは皮1枚「色づく」
ネギの葉の表はどこに? 「中空になる」
スイカの縞と種の位置に関する神話「表面の縞から見分ける」
根は皮を脱ぎながら地中を突き進む「先端に抱く」etc.


多種多様な植物たち。
世の中には、その千差万別の楽しさに気づいていない人も多い。それどころか、いろいろな植物がぎっしりとくらす豊かな森を見ても、ただ緑一色の塊にしか見えない、という人までいる。
しかしそれはあまりにもったいない!

葉の進化と形態を研究する植物学者・塚谷裕一が、日常の中で出合った特徴的なすがたの植物を、軽妙な文章と写真で綴るボタニカル・フォトエッセイ。
そのすがたの理由を推測したり、観察したり、顕微鏡で調べたり・・・。
その先には、植物の奥深さやしたたかな生態、無駄に思えてしまう謎もあって――。

皮膚科専門誌「Visual Dermatology」(学研)で創刊号から現在まで続く人気連載を単行本化!250編以上の中から厳選して収録。


【目次】

■内容
まえがき

第一章 葉
どっちもどっち/分泌する/ダニを飼う/捕まえる/新芽の紅/白いハンカチ/穴があく/息をする/つるりとする/尖ってへこむ/凸凹する/中空になる/きらめく/他人のそら似/葉ではわからない/痕が残る/わくらば/角が取れる/まだらをつくる/防寒着を着る

第二章 花
河津/糸を引く/移ろう/変形/変化咲き/海面下で/透き通る/輝く/極限/広がるレース/色づく/黒い花/温める/ タシロ氏/世界最大に咲く/蒼に咲く/碧い新種

第三章 果実、種子
育つ/袋になる/ひび割れる/表面の縞から見分ける/遅い銀杏/すれ違い/新旧のひっつき虫/くっつく/粒々/鳥をあざむく/色付ける

第四章 茎、枝、幹
頂端を欠く/へばりつく/ちりばめられる/幹に咲く/住まわせる/剥がれる/乗り出す/皮だけで生きる/垂れ下がる/張り出す

第五章 根
張り出し広がる/かごを編む/先端に抱く/突き出す/化ける

あとがき
植物索引

内容説明

散歩の途中で見かける身近な植物から、植物園や旅先で遭遇した珍奇植物まで。ようこそ、知られざる植物の世界へ!紫綬褒章、南方熊楠賞受賞の植物学者が綴る、ボタニカル・フォトエッセイ!

目次

第一章 葉(どっちもどっち;分泌する ほか)
第二章 花(河津;糸を引く ほか)
第三章 果実、種子(育つ;袋になる ほか)
第四章 茎、枝、幹(頂端を欠く;へばりつく ほか)
第五章 根(張り出し広がる;かごを編む ほか)

著者等紹介

塚谷裕一[ツカヤヒロカズ]
1964年、神奈川県生まれ。東京大学理学部卒。同大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。岡崎国立共同研究機構・基礎生物学研究所;統合バイオサイエンスセンター助教授を経て、東京大学大学院教授。専門は植物学で、葉の発生を司る遺伝子経路の解明を主なテーマとしつつ、東南アジア熱帯雨林でのフィールド活動など、さまざまな角度から植物の〈生〉を研究している。植物探索と撮影、読書、エッセイ書きが趣味。2021年、紫綬褒章受章。2023年、南方熊楠賞を受賞。NHKラジオ「子ども科学電話相談」回答者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinkin

88
人間が生活している中で一番見ることが多く関係が深い生き物が植物だ。植物の光合成の恩恵を受け、食物でもあり、建築にも使われ、薬にもなる。にもかかわらず人は植物について知らないこと、判らないことが多い。この本では植物の姿や形についてそのメカニズム、形の利点などが紹介されている。網目になっている水草、料理に使われるじゅんさい、ミョウガやごぼう、世界最大の花ラフレシアや表紙になっているヒスイカズラ他。今いろいろな植物を育てているので植物について勉強のようなものをしている。もっと読まないと・・図書館本2025/09/06

竜王五代の人

6
いろいろと、植物のかわった見た目のもの(おなじみのネギとかシクラメン、カリフラワーも、実はヘンなことを指摘する腕がよい)を写真とともに取り上げるエッセイ集。著者の既刊では「スキマの植物図鑑」に似た感じである面白い本。それにしても、ときおり、ちょっと顕微鏡にかけてみた、と、研究設備を趣味で使っている場面がでてきて、この先生植物がホントに好きなんだなあと思う。好きこそものの上手なれ。2025/09/09

いえのぶ

3
東京大学の植物の先生が医者向けの雑誌に掲載した植物に関するいろいろな”へぇ~”な情報をまとめた本。素人でもカラー写真と文章の両方で楽しめる。2025/09/01

spock

2
植物を好きなので、楽しく読んだ。写真もきれいです。身近な植物や有名な植物が多数紹介されて楽しい。動けない植物が、遺伝子を上手く残すためにさまざまな戦略を立て今の様相を獲得したのかが面白く紹介されてる。でも何なんなら動けるようになればいいのにとも考えました。2025/09/04

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