内容説明
遠く台湾にまで渡ることが確認されているアサギマダラ。そのくわしい生態をまるごと紹介。そして、子どもも参加できる「マーキング調査」のやり方を徹底解説。
目次
1 はじめまして、わたしがアサギマダラです(アサギマダラはどんな蝶?;繁殖;毒をもつ蝶;ある日のアサギマダラ)
2 列島を移動するアサギマダラの1年(春―北をめざして;夏―高原に集う;秋―南へ移動する;晩秋―暖かいふるさとで)
3 アサギマダラの謎(謎を探る調査)
4 マーキング調査をしてみよう(マーキング調査とは;調査のしかた)
著者等紹介
佐藤英治[サトウエイジ]
1963年、愛知県生まれ。写真家。学生のときから東アフリカのサバンナや、北米大陸のツンドラ、山岳、砂漠などでキャンプをしながら野生動物を撮影。自然科学誌、教科書、新聞などに作品を掲載している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
11
日本で見られる多くの蝶より遥かに寿命が長く、20~25度の気温を求めて台湾や南西諸島から本州など日本列島に飛んで来る。でもなぜ多くの危険のある遠距離飛来をするのか、まだ分っていない謎。好きな植物が限られていてキジョランやフジバカマを庭に植えると飛んで来る確率が高い。友人の家にもこの木があってアサギマダラが来る。遠くからでも花を感知する能力があるようだ。まだ謎の多いこの蝶を始め、動植物の不思議な生態には驚いてしまう。2018/05/28
みか
8
切子の図案としてアサギマダラの様子を見たく、図書館にてゲット。昆虫はあまり好きではないので、ご幼少のみぎりのお姿などはちとトラウマになりそう。いろいろ勉強になりましたが、マーキングしてもまだ飛べる蝶がいるのに驚き。しかし、もっと毒性を帯びた生き物かと思っていたのだけど、「食べたらまずい」程度だというのがたまらない。生まれてからずっと毒草を食べ続けた甲斐がないんじゃないか…。まあ、世の中必死に努力したってそのくらいの報いってのが常套かも。2014/04/23
釦
1
うちの裏庭に飛んで来てからというもの、気になっておりました。で、気になると本で調べたくなるのは本好きの常でありましょう。なはんて言いつつ専門書にはあたれないあたりが軟弱ですが。おかげで謎は謎のまま。でもいいじゃありませんか。謎を秘めつつ(もしかしたら誰かがサインをした翼で)長旅をしてきたアサギマダラがふわっふわっ花のまわりを飛んでいるのを見るのは間違いなく幸せなことなんですから。2017/10/10
misui
0
アサギマダラが可愛すぎて生きるのが辛い。2009/09/15
そら音
0
こんなに小さな体をした蝶が2,000キロも旅をする神秘 一つの場所にいる蝶もいるのになあ。マーキングしたいけど🙂2021/05/05