内容説明
オスのケンカ、メスへのプロポーズ、そして恋のかけ引き。結婚、出産、必死の子育て。海の中でも数々のドラマがくり広げられています。身近なようで意外と知らない「海の世界」へようこそ。
目次
1 魚のメスとオスは見分けられるか(カラス型の魚とクジャク型の魚;カラス型の魚の大群;性を変える魚たち)
2 魚の子育て戦略(異性との出会い;どこに卵を産もうか;だれが卵を守るのか ほか)
3 海洋動物の繁殖戦略(海底からわきあがる小さな生命のイベント;どっちがメス?オス?ウミウシも雌雄同体;ヒトデやナマコが立ち上がる日 ほか)
著者等紹介
鈴木克美[スズキカツミ]
1934年、静岡県生まれ。東海大学名誉教授。農学博士。東京水産大学を卒業後、江ノ島水族館に入社。金沢水族館と東海大学海洋科学博物館の設立にかかわり海洋生物の研究と教育指導に力を注ぐ。自ら海に潜って生きている魚の姿を直接観察できる先駆的な研究者として活躍。海洋博物館館長を退任後の現在は、水族館学の構築に情熱を傾けている
小林安雅[コバヤシヤスマサ]
1956年、東京生まれ。法政大学社会学部を卒業後、日本水中映像、益田海洋プロダクション映像部を経て独立。海洋生物の生態をとらえた貴重な写真には定評がある
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