内容説明
落ち葉、それは旅路の果ての一瞬の輝き。ドングリは縄文人の主食だったし、松ぼっくりは針葉樹から生まれたタネの保育器だ。イロハモミジ、トウカエデ、コナラ、クヌギ、シイ、アラカシ…。木の贈りものと友だちになる本。
目次
落ち葉と紅葉(旅路の果ての輝き;いろいろな表情;黄葉のしくみ;紅葉のしくみ;花もみじ ほか)
ドングリと松ぼっくり(ドングリの森(雑木林;照葉樹林)
ドングリの正体
雑木林ですぐ見つかる―コナラ
やはり雑木林に多い―クヌギ
西日本の雑木林には多い―アベマキ ほか)
著者等紹介
平野隆久[ヒラノタカヒサ]
植物写真家。日本写真家協会会員。1946年東京都生まれ。大学在学中から、草や木が四季折々に見せる一瞬の表情を追いつづけている
片桐啓子[カタギリケイコ]
フリーランスの書籍編集者。1948年静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
29
息子が選んだ一冊。図鑑のようになっています。色付いた葉っぱやどんぐりに松ぼっくり。息子は「きれいだねー」「あ!帽子かぶってるどんぐりだ」「松ぼっくりこの間拾ったもんねー」などと楽しくおしゃべりしながら見ていました。2020/12/13
ヒラP@ehon.gohon
23
この本を手に取ったら、今年は今までになく、落ち葉探索、どんぐり探しの年になりました。 かなり詳細に解説されていますが、一度に読んでも消化不良を起こしてしまいました。 どの木の落ち葉か解っているものは良いのですが、雑木林では、どの木の葉っぱか、どの木のどんぐりか、残念ながらよく解りませんでした。 ただ、落ち葉の仕組み、どんぐりの作られ方、さらに松ぼっくりについても知識を得ることが出来ました。 そして親となる木の大変さも、再認識しました。 「落ち葉見て 樹を見て思う 親心」 2020/12/30
サン
19
松ぼっくりやどんぐり落ち葉が写真で分かりやすく大きく表示されています。落ち葉もよく見れば、葉脈が交互に伸びているものや左右対称になっているものがある。クヌギとカシワのどんぐりのゴージャスさが好きだ。2020/09/15
古青
3
調べ物をしたくて読みました。ドングリや松ぼっくりにこんなに種類があるとは思いませんでした。…考えてた事を軌道修正しなくてはならなくて、今ちょっと困ってます。2014/10/04