出版社内容情報
心に抱き続けた青春の山の輝き。
軽妙洒脱な筆のうちに山に寄せる愛情が溢れる。
ジャーナリスト・石川欣一の、戦前戦後を通じて愛された名エッセー集を増補・新編集!
大正4年、高校生時代の北アルプス紀行から、『可愛い山』に描かれた百瀬慎太郎らとの後立山登山の時代、太平洋戦争を経て、東京近郊の山歩きを楽しんだ晩年まで書き続けた多くの山に関するエッセーから、著者の山岳感、時代背景が表われた名文を選んで紹介する。
内容説明
名エッセイストとして知られるジャーナリスト、翻訳家・石川欣一が、山に寄せる心を描いたエッセー選集。多くの岳人に愛された『可愛い山』を増補復刻。若き日の山行、針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳など大町を巡る山と里、人々への愛情を洒脱な筆で綴った『可愛い山』の29篇に、学生時代の紀行から最晩年までの作品を加えて、代表的エッセー、紀行、追想記など55篇を収める。
目次
可愛い山(山へ入る日・山を出る日;平の二夜;可愛い山 ほか)
旅から旅へ(日本アルプス旅行記(一九一五年)
初夏のバヴァリア高原
キッケルハーン ほか)
山を思う(よき山旅の思い出;一本立てる話;法師温泉と三国峠 ほか)
著者等紹介
石川欣一[イシカワキンイチ]
1895(明治28)年東京生まれ。東京高等師範付属中学から旧制第二高等学校(仙台)を経て東京帝国大学に進むが、中退してブリンストン大学に学ぶ。二高時代に白馬岳、剱岳、鹿島槍ヶ岳などに登山。大町・対山館の百瀬慎太郎と親交を結ぶ。渡米中に大阪毎日新聞社に入社、1921~2年には特派員としてワシントン会議を取材。東京日日新聞社(現、毎日新聞社)に転任し、ロンドン支局長、大阪毎日新聞社文化部長、東京毎日新聞社出版局長などを歴任。1959(昭和34)年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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