出版社内容情報
植物学のプロフェッショナルが披露する、植物たちの知られざる姿。
植物を見る目が変わる!
博物館や植物園で働いてきた植物学の専門家が伝える知られざる植物のすがた!
「虫のオーダーメイドでできた花」
「同じ水草が姿形の異なる葉っぱをつけるワケ」
「敵を死にも至らしめる、植物の化学兵器」
「植物はなぜ毒を持つ?」
などなど、読めば植物観察がいっそう楽しくなる全83編の特別レクチャー!
読めばおどろき、身近な花や草木を見る目が変わる知識や視点が満載です。
内容説明
博物館や植物園に勤めてきた植物学の専門家が、知られざる植物のすがたや魅力を伝えます。「昆虫のオーダーメイドでできた花」「同じ水草が姿形の異なる葉っぱをつけるワケ」「敵を死にも至らしめる、植物の化学兵器」「植物はなぜ毒をもつ?」などなど、植物観察がいっそう楽しくなる全83編の特別レクチャー。読むとおどろき、花や草木を見る目が変わる知識や視点が満載です。
目次
第1章 魔術師も驚愕!植物はこんなにも芸達者だ
第2章 植物が繰り広げるおどろきの生活
第3章 多彩な風景をはぐくむ植物
第4章 動物も手玉にとる植物のすご腕
第5章 人間が変える植物の世界
第6章 人知が引き出す植物の潜在力
著者等紹介
大場秀章[オオバヒデアキ]
1943年東京都生まれ。理学博士(植物学)。東京大学名誉教授、同大学総合研究博物館特招研究員。日本植物友の会前会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
5
改訂・文庫化する前の元になった本は「~植物雑学事典」というタイトルだったそうだが、そのままで良かったのではと思う。だいたい、ラフレシアとか、神津島とか、海草の生えてる海底とか、簡単に観察に行けるとこじゃないよ! 内容そのものは大変面白い。葉っぱを維持するコストと、光合成の収入バランスで常緑か落葉か、長持ちさせる丈夫な葉か一年使い捨ての安普請かが決まるとか、神津島は強風で標高は低いのに高山帯ぽいとか、そのほかもろもろ。2024/03/30
Hiroshi
4
ヤマケイから出ているので登山で見る花の本かと思ったが違う。『おもしろくてためになる植物の雑学事典』を文庫化に伴いアップデートしたもの。海外の珍しい植物もでてくる。大きい花は1つでも十分魅力的だ。小さい花は単独では魅力に乏しいので集まって咲く。中には周辺の花弁や萼片が大きくなり全体で1つの花の様に見せている。装飾花だ。ヤブデマリは散房花序で、ガクアジサイは集散花序、ハナウドは複散形花序だ。ヒマワリの外周は装飾花の舌状花で、装飾花に囲まれた内側は筒状花で種を作る。キク科の花は多数の舌状花と筒状花で構成される。2024/03/02
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