内容説明
北極圏まで渡るアジサシ、補食者たちから逃れるサバのドラマ、産卵場所である深海に帰るウナギの長い旅路。古典的ベストセラー『沈黙の春』、『センス・オブ・ワンダー』の著者レイチェル・カーソンが、海のエコロジーの魅力を伝えた第一作、待望の復刊。アメリカ漁業局に勤めながら綴った科学と詩情を織り交ぜた名文により、誰もが海辺に生きる生き物の視点で世界を見ることの豊かさと、見事な命のつながりのドラマに引き込まれていくであろう。
目次
1部 海辺―海辺のドラマ(上げ潮;春の飛翔;北極圏の出会い;夏は終わった;海は吹く風)
2部 カモメの道―カモメが俯瞰する海のなか(春の回遊;サバの誕生;プランクトンの狩人;港;海路;小春日和の海;網あげ)
3部 川から海へ―生命の回遊(海への旅;海の越冬地;回帰)
著者等紹介
カーソン,レイチェル[カーソン,レイチェル] [Carson,Rachel]
1907‐1964。アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。環境問題への新しい視座を開かせた警告の書で、古典となった『沈黙の春』、ベストセラー『センス・オブ・ワンダー』の著者。レイチェルの第一作である本書と『我らをめぐる海』『海辺』は「海の3部作」と呼ばれ、海とそこに暮らす生き物の魅力を余すところなく伝えている
上遠恵子[カミトオケイコ]
東京都出身。東京薬科大学卒業。大学研究室勤務、学会誌編集者を経て、エッセイストとして活躍。レイチェル・カーソン日本協会の会長として、レイチェルの魅力と教えを伝える活動にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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