内容説明
著者は、中国・四川省の高峰ミニヤコンカで悪天のため遭難。19日間の壮絶な闘いの末、パートナーを失いながら奇跡的に救出されるも、凍傷で両足両手指を切断される。恐れと煩悶の中、帰国後待ち受けていたのは、社会復帰、そして登山者としての再起のための新たな闘いだった。『ミニヤコンカ奇跡の生還』その後を綴る。文庫化にあたり、遭難からの40年の歩みを加筆。
目次
僕は帰ってきた
ベッドの中で
こんなに元気になったよ
また足を切る
僕は歩けた
リハビリの仲間たち
車椅子よさようなら
母との生活
サラリーマンに戻る日
再び山へ
答礼の旅
山への希望とともに
著者等紹介
松田宏也[マツダヒロナリ]
1955年、大分県佐伯市生まれ。1978年、同志社大学経済学部卒。大学時代に山岳同好会に所属し、アラスカ・ヘイズ山遠征などの登山経験を積む。1978年、日本ペイント株式会社に就職。1979年、市川山岳会に入会。1982年、同会のミニヤコンカ(中国:7556メートル)遠征に参加し、菅原信隊員とともに頂上に肉薄するも荒天に遭遇。下山を決意してから19日後に奇跡の生還を果たす。凍傷のために両足、両手指を失うが、約500日の闘病生活の後に日本ペイントに復職。1995年にはシシャパンマ(中国:8027メートル)に遠征し、その後、今日に至るまで全国の山とスキーを楽しむ。日本ペイント株式会社執行役員を務め、定年退職。日本山岳会理事・千葉支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
ひでお
Go Extreme
a.i